山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

突然の知らせ

昨日の夜突然の電話で、以前大変お世話になったお方が入院されていることを初めて知りました。

驚愕。

元々親戚でもなんでもない、18年前に亡くなった姑が若い頃から親しくしていたというダケのお付き合いのお方なのに。
我が家は夫の実弟が自殺したときに、このご一家に多大なるご迷惑をおかけしてしまった。
実弟からの不審な郵便物が届いたときに真っ先に家の様子を見に行って下さったし、その後、家を開けて中に入る際も同席していただいた(のに、バカチンなわが夫は深い考えなしに先に一人で入ってしまって、結果として自分の実弟の縊死遺体と対面するという過酷な経験をしてしまうのだが…今になって考えれば、そんな場面に人様を無理矢理立ち合わせなくて助かりました。不幸中の幸い)

とても返しきれるものではないご恩があるご夫婦です。
その一家の主であるお方がなんと3年前から入院なさっていたらしい。

「そう言えば」と思い出しました。
年賀状を毎年お出ししていたのだが、数年前に返送されてきた年があったのだ。
「家は持ち家のはずだし、引っ越すとなると、よほどの理由があった筈…娘さんご夫婦(医師&看護師)と急に同居することにでもなったのではないか?」と思っていたんですね(奥様は出産時の医療事故で長年病気を患っていらっしゃる)

当たらずとも遠からず。
ご主人が病気になられて、先端医療を受けるために娘さんご夫婦が勤務なさっている大きな病院に入院されて。
それに付き添うために奥様も(持病をお持ちなのに)ワンルームマンションを借りて、病院の近くで一人住まいをなさっているらしい。

持病を持ちながらの看病生活がどれほど辛いものか。
しかも、ウチの姑の実家の人々がこのご夫婦に辛くあたっていたらしい。
見舞金だけをよこして、一度もお見舞いに来ないらしい(奥様、その仕打ちが悔しいらしく電話口で泣かれる)

姑の実家の人々こそ、このご夫婦に恩義こそあれ(家のことを色々手伝って助けてもらっていた)、なんでそんな冷たい不人情なことが出来るのか?(だから、我が家はこの姑実家の人々との縁を切ってしまったのだが)

大きくなった娘ズも見てもらわなければ。
是非ともお見舞いに行かせていただきましょう!