山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ペーパーコードの張り替えをするワシ 2

近所のD.I.Y.でペーパーコード買ってきました(普通の荷造り用のモノ<専用のウレタン塗布済みのコードはバカ高いので、失敗したときのために安物を購入)
一巻き60m。
Yチェアだとペーパーコードは全長で140mほど必要だそうですが、今回張り替えたいCH36とCH37Armという型の椅子は、Yチェアより数cm座面の幅が広いのです。
「と、言うことは60mを3個買えば足りるのかな?」
と予想して3巻購入。
ついでに、手のひら部分にゴム引き加工がしてある軍手とバネクランプ(1個90円くらい)を2個購入。

家に帰って、「さて」とハサミを取り出して、まずはアームが着いたタイプCH37Armの座面のコードをバツバツン切ってゆきます。
すると、コードの下から出てくるわ出てくるわ、ホコリの山(げほんげほん)

この椅子を買ったのが20数年前。その時既に、飴色になっていましたから。
おそらく、この椅子が作られたのは1960年代の終わりがけ頃の筈w
40年分のホコリ(:D)| ̄|_

さあ、座面のコードはなくなってしまいました。
もう、取り返しがつかねえ事態だぞw
一応、「失敗したときのため」に家具職人さん数名に見積もりを出して貰っています。
どうしても自分で編めなかったら、本職の方に頼めばいいのです。

「予防線はバッチリだぜ。さあ、やってみましょうかね」

まずは夕飯を作りながら、合間合間に座り込んで編み始めてみました。
「ふむふむ、なるほどねー。こうやって編んでいけばこの模様が出来るのか?」
次女が学校から帰ってきて、ワシの手元を覗き込んで、
「お母さん、凄くない?なんか職人さんみたいなんだけど」などと嬉しいことを言うじゃありませんか(^^;
「ええ?そぉ?お?」
などとニヤニヤしながら編み進めてゆきます。

ペーパーコードの幅は3ミリ。
通常の編み針で編んで行く編み物に比べたら編み進むのが早い早い。
見る見る編み上がってゆくじゃありませんか。

「え?結構上手く行ってないか?コレ??」
なるほど、図に解説されると「え?どの順番で編むの?」と目を白黒させていたのですが、実際、座面のコードを外して、その編み始めの起点を確認してその編み方を手順通りに見てみれば、割と単純な作業の繰り返しなのですぐに理解しましたよ。

「40年前のデンマークの職人さんの手業」に教えて貰いましたよ。
しかも、編み始めるとコレが結構ハマる!楽しい!!w