しかしまあ、今回、改めて椅子の座面編みをやってみて実感したのは。
「やっぱり素人でもなんとかなりまっせ みんな自分で座面編みやってみなはれ」
で、ありました。
一番の問題は「撥水加工のペーパーコードが手に入りにくい」ってことだけでして。
これはもう、Amazonで買えますし。
座面の編み方も元の椅子の座面をほどきながら編み方を見ていけば理解できます。
もしもそれでわからなければ、ネットに編み方はちゃんと載せてありますし、一脚あたりの「編み時間」は4時間程度なんで。
お休みの日の半日を使えばなんとかなりますよ。
あとはゴム引きの軍手で強く引っ張りながら硬く編んでゆき、ペーパーコードに隙間ができたらそれを積み木みたいな手頃な大きさの角材で、トントンと軽く叩きながら隙間を詰めて、硬く締めていけば良いんですよ。
コツはもう本当に、その二点だけであります。
プロに頼むと、たしかにきれいに仕上がりますが、一脚あたり13000円~20000円近い価格がかかりますし、それにさらに送料がかかるわけですから。
下手したら、新しい椅子が買える値段になってしまうんですよね。
ハンス・ヴェグナーがデザインした、和風のモダンにもどんなインテリアにも合う優れたデザインでなおかつ座り心地もよく、長く楽しめる_なんなら一生自分の相棒にできる椅子の数々。
それを「座面の張り直しが面倒くさいから最初から選ばない」
なんて事になれば、とってももったいないことだと思うんですよ。
その点を最初から嫌がって、ペーパーコードの座面が使われている椅子を買うのをためらう人がいたりしたら、いくら消費者に選択の自由があるとは言え、自分の人生の相棒になりうる椅子を、最初から手ばなしてしまう事にもなりかねない気がして。
なんとも残念な話だなあ(´・ω・`)と思うんですよ。
設計したハンス・ヴェグナーだって「メンテナンスはユーザーがやればいい」と考えて、軽くて強度があり、座り心地も良いペーパーコードを座面に採用したというのに。
みんなもっと自分でガンガン椅子の座面張りをしましょうず( ^ω^)