山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

柿渋を塗りまくる

というわけで、柿渋が届きましたので、まずは「どんなもんじゃろ」とカッティングボードに塗ってみました、

これがIKEAで買ったんですけど、無塗装のやっすいカッティングボードで、使ってたら板が反ってきたしカビが生えだしたんですよ(使用後洗って干してたのが悪かったらしい そもそも水につけてはいけない仕様な模様)

 

んで。2~3回重ねて塗ってみたら、いい感じの色合いで、思ったほど赤くもないし、匂いもゼロ(無臭柿渋を買ったので)

「なるほどこりゃあいいや」ってんで、例の、30年ものの無垢材のテーブルに塗ってみましたよ↓

 

f:id:mikaboisusanroku:20200627084825p:plain

※このテーブル、ワシのデザインなので中心に真鍮の棒が埋め込まれてまして

左画像が「右半分だけ塗った状態」です 右画像は「全面3回塗り重ねた状態」ですよ

 

「このテーブル(105×210)を全面塗るのに、どれくらいの量の柿渋が必要なんだろう?」

と思いつつ、まずは小さいバケツに柿渋を200cc+水200cc混ぜて使ったんですけどね。

ジャストの分量でした。

柿渋を塗る前と塗ったあとの色の違いはこの画像でわかるかな?↓

f:id:mikaboisusanroku:20200627084903p:plain

※左画像「無塗装の無垢板の色」 右画像「柿渋三回塗装後の色」

元々の無垢の板の色が黄色っぽかったのが、柿渋によりほんのり赤っぽくなりました。

 

「こりゃあいいや!!」ってんで、更にw柿渋100ccに水100ccで「柿渋液」を作りまして。

二階の階段の踊り場床部分とその周囲の壁、階段の蹴上げ部分一段だけと、手すりの側面にペーパーを掛けて柿渋を塗りました。

「なかなかいいじゃないか!!」これなら全面柿渋仕上げも良さそうです(我が家の床の大部分は「栗の無垢材」なのでそろそろ汚れが目立つ)

 

踊り場とその周辺を塗ってまだ柿渋液が余ったので、そのまま、Yチェアの座面(ペーパーコードで編み上げ製)2脚分にも塗りたくりました。

Yチェアはハンス・ヴェグナーの名作椅子ですが、座面がペーパーコードで編まれてて、「ヘタったり切れたりすること前提」のデザインなんですよね。

つまりヴェグナー師は「破れたら自分で修理せよ」とおっしゃってるわけです。

大学生の時にこの椅子を初めて見て座ったのですが、「素人にコレを編めとおっしゃる?」とびっくりしましたが。

プロにヘタった座面の修理を頼んだこともありますが、お高いし、送料もかかるので、ある日突然ワシは「自分で編みましょう!」とやってみたんですね。

案外出来ましたw

そしてその座面に柿渋を塗ったのがコチラ↓

f:id:mikaboisusanroku:20200627091627p:plain

※左画像「ペーパーコードそのままの座面」 右画像「ペーパーコードに柿渋を塗った状態」

であります。

ほんのり赤くなってますね。