山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「1989」

大阪公演に出かけた人の話じゃap bank fesのトラウマのおかげwで素晴らしい(・∀・)MCや珍しい曲も演奏してくれて良かったみたいですね。
「やっぱり、厳しい経験があってこそのピロウズだよね」(腰に手)<ドS?

そうそう、少し前にローカル音楽番組にさわおが単独で出演していた事がありまして、その事を忘れないうちに書き留めておきますね。

(最新アルバム「PIED PIPER」について)
「そもそも最初は、PIED PIPERという言葉がハーメルンの笛吹き男の事を指すのだと、数年前にどこかで偶然知って、歌詞やMC、日々の出来事をメモっておく自分のネタ帳に書き留めておいた」
「で、すっかりその事は忘れていて、新曲が出来たので歌詞を乗せようと思ったら、歌詞が一部分しか出来ていなくて、
『みんな連れて行くって決めたんだ、悪いけど』
って部分だけがあって。ある日突然気がついた。『あれ?みんな連れて行くって、それはハーメルンの笛吹き男みたいじゃないか?』って」
「それで、この曲のタイトルをPIED PIPERにしようと決めたら、他の部分の歌詞もスラスラと書けた。ロックミュージックでみんなを何処かへ連れて行く男の歌って今のピロウズにピッタリじゃないかって」

__とかなんとか。
ソレを見てて、思わずワシ、
さわおのこの無自覚な天才っぷりが恐ろしい…」(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
と呟いてしまいました。
ある日突然、自分の中で、言葉以前のもやもやとした形しか持たなかったものが、通電?するように、全部繋がって、シュルシュルと全ての針の穴に糸が次々と通されて、全ての風景がカキーン☆とピントが合って、遠くまでパースペクティブに見える瞬間がやって来る。
この瞬間の鮮やかさ。

普通のクリエイターって、割とその部分を意識的に辿っている&辿ろうと努力している気がするのですが、このさわおの天然っぷりは見事ですねえ。
「うーむ、さすがはナチュラルボーンソングライターと呼ばれるだけの事はあるな」と感心しました。

で、ネット上で読んだインタビューでは、「1989」という「暗い重い楽曲」がもう出来ているとか。
ピロウズを結成した頃の気持ちを歌った歌だそうで__こちらも楽しみ!ですね。
きっと故郷を離れて、それまでのメンバーを捨てて上京したのに全然うまく行かないいらだちや怒りが描かれている事でしょう。
結成20周年記念に相応しそうです。