山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

PIED PIPER 全曲レビューその10(最終回)

というわけで、総論としては、
PIED PIPER」殆ど全曲ガツーンと「ロック!!」でよろしいんじゃないでしょうか?
ミスチル流れのクソみたいなファンが増えて来た今こそ、コレでふるいにかけちゃってw自然淘汰に任せて残りたい人だけ残れば良いんですよ(暴言)

ライヴハウスに生足&ミュール&厚化粧でやって来て、「やあだー、もー押さないでー。怖い?この人たち、怖い?」とか言いながら、自分は髪の毛ばさばさ振り払いながら周りのバスターズを手で押しのけたりするような大荷物抱えての高齢毒女なんか、来るな!!(大暴言)

いや、ワシがむかつくのだけがその理由なんだけどね(しかも前述部分は全部実話w)

なんでファンがバスターズと呼ばれているのか?
お客がみんなで「三歳児」になって、この音楽に乗っておおはしゃぎで暴れて居るからですよ。
そして、その様子を「客電を煌々と点けた状態」でしっかりと目視して、それを糧として更に演奏に力を込める人たちが居る。
この素晴らしいパフォーマーとオーディエンスの間で交わされる熱いエネルギーの交流を知れば、もう、その世界は病み付きになります。
取り憑かれたようにフラフラと最寄りのライヴハウスに年に一回参るようになります(ワシ)

ピロウズはロックバンドですよ?」
それを改めて宣言したアルバムですね。
「そろそろロックなアルバムが欲しいなあ」と思っていた「ペナルティライフ」好きなワシには、とても嬉しいアルバムでした。

この「PIED PIPER」を一言で言い表すならば、「全編ロックなアプローチで再チャレンジしてみたHAPPY BIVOUAC」ですよ。
発表当時、評判が悪かった(ただし、アメリカでは絶対的な人気があるアルバムである)「HAPPY BIVOUAC」の「借りを返しに来た」という気がします。
全曲、シングルカット出来そう。
全曲、いかにもピロウズ(他にこのようなタイプの音楽ををやっているバンド自体、国内には少ないと思う。海外ならば「似た感じ」を探せるかもしれないが)
そう言う部分に、「HAPPY BIVOUAC」と「似ているかも」という印象を持ちました。

しかも、昨日から全国ツアーも始まりましたし(嬉)
アナタのお住まいの街にも、ツアーが訪れるかもしれませんね。
是非とも足をお運び下さい。そしてこのロックを体感して下さい。