山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「LOSTMAN GO TO YESTERDAY」レビュー その1

届きました。無事に届きました。
おお、分厚いな、さすがBOXセット。
しかし、このデザインのお手軽感はいかがなものか?
歌詞カードや内ジャケのデザインもベスト盤の方が気が利いていた気がする。
アートワークにはワシは文句が多いぞ。

__まあ、契約の消化の為のBOX Setなーんて、「この程度のモノ」なのかもしれませんね。
しかもこのパラパラ漫画___いつの間にバスターくんはこんな頭でっかちになったんだっけ?
「ちょっとソレはぶりっこが過ぎるんじゃないか?」

先にDVDを見ました。
映像もデジタルリマスターされているのかな?
とても映像が鮮明で細部までよく見えます。
オープニングのバックトラックの選曲も気が利いてて、「わはは」としばらく笑えます。
こーいう小ネタの仕込み具合が「ピロウズらしい」って気がしますね。
でもPV「ハイブリッドレインボウ」でのさわおの衣装が茶色のストライプ模様のパンツだなんて、全く知りたくありませんでしたよ。
そして、「ガールフレンド」での真鍋代表の板前カットみたいな髪型はいかがなものか?

まあ、一等最初に収録されている「day dream wonder」から順次見続けていけば、「another mornig」あたりで、
「おやまあ、随分と遠いところに来ちゃってピロウズ」という感想が湧いてきます。

第二期(お洒落ジャズ期@暗黒時代)の凝ったアレンジ&繊細な楽曲から、第三期の幕開けを告げる一大転換期となった衝撃の名曲「ストレンジカメレオン」への変貌ぶりは、
「さぞかし当時のリアルタイムでコレを経験した人にとっては、コレってかなーりキッツイ経験だったんじゃなかろうか?」とヒトゴトながら心配になってきましたね。
完全にバンドの方向性を、シンプルで力強いロックへとシフトチェンジするその瞬間が刻まれています。
「ここで完全に取りこぼされたファンも多そうだな」<大きなお世話

いや、今の形(第三期以降)の方がワシは断然好きなんですけどね。
でも、第二期も聴き込むと本当に楽曲として優れていて、「メロディメーカーとしての山中さわおという人の凄さ」が存分に味わえます。

で、DVDを見ていて気がついたのですが、もしかして、音もリマスタリングされている?
特に「tiny boat」での音のバランスの変化が気持ちいいです。
ハモンドオルガンやホーンセクションの音が後ろに下がって、ギターとドラムの音が前に出ている。
コレ、かなり良い感じですよ。