山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

チューニング・ピックの問題

長女が学校から帰ってきたのに、二階からトラちゃんの音が聞こえてこない。
事務所で夫と、
「あれ?おかしいね?もう飽きたのか?」とか言っていたんだが、数十分後(!)に理由が判明。
内線電話がかかってきて、
「お母さん?。Please,Rescue me again」(Return of the polar bearの一節<今、長女のヘヴィローテーションらしい)と半ベソである。
「どうしたの?」と訊くと、どうやら一弦が切れて、弦を交換しようとしたのだが、弦が細過ぎてどっかで引っかかっているらしく、
「うまく出てきてくれない」らしい。夫がヒマそうにしていたので、
「行ってあげて」と命令するワシ(うひ)

するとめでたく弦は通せたんだが、今度はチューニングにてこずっている。
一応、チューニングの機械も店長から貰ったんだが、コレが結構アテにならない。
ある程度自分の耳で合わせてから、最終的に確認の為に使う_くらいの気持ちでないと、チューニングの機械に振り回されっぱなしになって、どれが正しい音か?どんどん混乱してきて判らなくなってくるのだ。

長女、時間をかけて自分の耳で一生懸命チューニングしている。
まあ、弦の張りっぱなしはネックの「そり」に繋がるので、毎日練習が終わったら、弦は緩めて、また使う時にチューニングした方がイイんだよね。頑張り給え。
とか言っていたら、長女、「コレで合っている?」とトラちゃんをワシに差し出す。
ので、「どれどれ」とチューニングの機械に繋いで確認。
見事、オールグリーンのライトが点滅して、合格を戴く(機械から)
「おお、やれば出来るじゃないか!やったな。君は音痴じゃない!!」と誉めておく(最近長女、自分は音痴なんではないか?と自分を疑っていたので)

あ、そうそう。
店長から色んな「初心者用ギター一式」をトラちゃんのオマケとして付けてもらっていたんだが、唯一、忘れていたものがあった。
「ピック」である。
家に帰ってから気がついたが、店に取りに戻るのもメンドクサイ。
「さてどうしたものか?」と悩んでいると、次女が、
「コレがあるよ♪」とワシの宝箱から憧れの真鍋代表のギターピックを持って来た!

「いや、それはチョット...」と言葉に詰まるワシ。
だってコレはワシが臨終の際、持たせて貰うものなんだもん<バカ

結果、1986年のムーンライダーズのツアーで拾った白井良明のピックを長女にあげた。
まさか、こんな事に使うようになるとは。