山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

修行僧を観察してて気がついた事

という次第で、長女は昨日、「エレキギターの弦の交換方法」を身に付けたのだった!(チャラリ??ン♪<レベルアップの音)
すると、今日は今日とて、「チョーキング」と「ビブラート」の方法を身に付けたし!!(チャリラリラ??ン☆)
最初、どうしていいのか判らず、
「え?どうやるの??」と長女が困惑していたので、ワシが、
「どれ貸してごらん」とトラちゃんを借りて、
「こうよ!」と手本を見せる。
ギターは弾けないくせに、こんな事だけ「目年増」(耳もだけど)なんで「やり方」だけは知ってるんだなあ。
「あぁ、なるほど!」と長女。
「でもお母さん、なんでギター弾けないのにこんな事が上手に出来るの?」
....秘密だ秘密!

最初、スコアブックを見ながら練習していたんだが、どうも彼女の練習パートと実際の演奏が違っているので、「コレを参考にしたら?」とDVDを見せる。
素人目に見ても運指に問題がある気がするのだ。
もっと簡単に押さえるやり方で、スムーズに次のコードに移動できる方法があるはずだ。

するとやはり効果は抜群で、最初は、
「はあ?こんなメロディ、スコアブックに載ってないし!」
「なんだよこの押さえ方は!?コードブックに載ってねえ??」等とブーブー言っていた長女、目を凝らしてDVDでの左手の押さえ方を観察した末、ほんの10分足らずの練習で飛躍的に巧くなってきた。

とまあ、こんな風に「修行僧のような」練習の様子を間近で見ているのだが、実際、面白いねえ。
彼女が必死こいて練習してなんとか音を再現しようと努力する姿を横で見ていると、何故この楽曲で、ギターがこのフレーズでなければならなかったのか?の理由がよーく判るんですよ!

Aメロではコードに準じたメロディが物悲しい旋律を奏で、サビではコードを弾き倒して、やがてギターソロになると感情が大爆発。
その後、エンディングに向かってはメランコリックなメロディラインと、爆発させた感情が入り交じって現れて、力強いコード進行となる。
なおかつ、ソロで繰り返された主旋律が一瞬バックしてきてそのコードの中で再現され、悲しみを滲ませながら、ラストに向かって全てが収束されていくような、それでいて解放されて行くような、気持ち良い開放的な展開になる。
「クレバーなギターの組み立て方だなあ」とひたすら感心する。