山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

Fコードに挑戦するワシ

「どはぁーっ!」「うぉりゃー!!」「と・えぇーーーい!!」
以上、「Fコードを押さえる度に奇声を発するワシ」でした(=_=)

人の話に、「Fコードで挫折して、ギターをやめちゃった」というのをよく聞きますが。
ナルホド。こりゃ挫折するわいな。
人間の指はFコードを押さえるようには出来てませんもの。

ギター練習の初日、長女が、
「じゃあ、Fコード、押さえてみよっか」
とワシに言うので、
「えー、もっと色々押さえられるようになってからでいいよぉー。初日から挫折してたんじゃあ、何のためにギターの練習を始めたんだか」
とブーブー文句をたれていたら、
「いや、ハードルの高さに気がつかない内にこそ、挑戦するべきなんじゃないかな?」
と長女が言う。

「理屈だけは一丁前な奴」
と言いつつ、長女がやってくれるお手本の手の形に目が釘付けなワシ。

「ふむふむ、こうやって、人差し指が伸びててだな、中指が・・・とぇーー(悲鳴)薬指と小指でこう、きゃーー、自分でどこを押さえているんだか自覚できない??」
と言いつつ押さえてみると、長女、
「とりあえず、弾いてみて!」
と言う。
ワシ、震える左手はそのままで、右手で握りしめたピックを振り下ろす!

<B>じゃんぎょろびよぉ?んべろんびろん・ぶ</B>

「なんか、今、す、すごく汚い音がしましたよ?」(;_;)
半泣きなワシに長女が言う、
「とりあえず、音は出ている!それらしい音は出ている!!押さえている場所に気をつけて、指を立てて押さえて!もう一回弾いてみそ?」
呼吸を整えて、もう一回押さえ直して、ピックで、♪じゃらぁ??ん。

「そんなに響きはしないけど、それらしい?もしかして??」
と長女に聞くと、
「おお、上手だ。その感じ!」
___お前は人を煽てるのがうまいな(--;

と、言うわけで練習二日目には結構ちゃんとFコードが押さえられるようになりましたよ。
すると、長女が、
「お母さん!Fコードが押さえられるようになると、また一段と楽しいでしょう?ギターってそんな楽器なんだよ。練習するとするだけ上手になって、本当に楽しいんだよ」
と言う。

はいはい、君とツインギターブイブイ言わせられるようになれるように、母は頑張りますよっと。
上手に出来るようになったら、YouTubeで世界デビューだな!!

___って今、突然思い出したんだけど、ワシ、レコードデビューは実はしているんだよね。
明日はその話でも書こうっと。