山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ギターを弾くワシ

散々逃げ回っていたのだが、ついに長女に捕まってしまい、渋々ギターを始めるハメになったワシ。
とうとう昨日の夜は、長女が満面の笑顔でトラちゃん片手にワシの所にやって来て、

「さあ、お母さん!一緒にギターの練習をしましょう!」と言うではないかorz

「えー?今からー??」思わず不平不満が表情に出てしまうワシ。
実はワシ、ギターは一度挫折しているんだよね(--;
中学生の頃に、実家にクラッシックギターがあったので、当時、ディープパープルのファンであったワシは(笑)
「ギターが弾けたら楽しいだろうな」と思い、音楽の教科書片手にコードの押さえ方をやってみた。
やってみたんだが____orz道は険しすぎたよ.........

まず、全然コードが押さえられない!
しかも、指が痛い!!
よって、ちっとも楽しくない!!!

当時はワシが蛇蝎のごとく嫌っていたフォークミュージック全盛__という時代背景もあって、
「こんなギターなんか抱えていたら、アイツラの仲間と思われてしまう!それだけは避けたい!全力で避けたい!!」(当時から「団塊の世代」はワシの不倶戴天の敵であったので)
などなどの理由により、ワシの「ギター道」は早々に閉ざされてしまったのだった。

そして時は流れ、音楽に関して(というか人生全般に関しても同じなんだが)「口だけ番長」になって幾星霜。
まさか、ワシがギターを抱える日が来るなんて、誰が予想したろうか?

勿論、長年にわたってロックミュージックはずーーーっと好きなので、「ギターが弾けたら楽しいんだろうな」という思いは常にあったけど。
そんな50を目前にして今更ギターを弾こうなんて___アタマが可笑しいとしか思えないじゃん?

でも目の前には、ワシが精根傾けて、全身全霊で努力して育て上げた16歳の、眩いばかりの美少女に成長した我が娘が、満面の笑みでギター捧げ持っているではないか。
「ちぇ、そんなに言うんなら練習してやらあ!」<母は口が悪い

まずはCコードから。
「ふむふむ、こことここを押さえるんだな。どーれどれ」
♪ジャラァ????ン♪
「結構ちゃんとした音が出るのね」とワシが言うと、
「トラちゃんは、アンプにつないでなくても結構大きい音で良い音が鳴るので楽しいよ♪」と長女が言う。

なんだかんだで30分の練習でC,G,Am,Emを制覇する。
長女に習って、「ハイブリ」と「クリーパーズ」のソロも弾けてしまう。
ありゃま。