山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ヴィンテージギターを蛇蝎のように嫌うワシ

で、中古ギター屋の前に立つワシら母娘。
入り口にも細かい文字でビッシリとなにやら書かれているのだが、
「恐ろしくて一々読めません」_| ̄|○
引き戸のドアの取っ手の所には、
「小さいお子様のご入店はお断りしております」と書いてあるし。

「オレ、お子様って事で入店を断られたらドーしようー!?」
びびりまくる長女(15歳)
仕方ないので、次女(8歳)は夫に預け、
「ちょっと中、見てくるね」と長女と一緒に勇気を奮い起こして店に入りました。

店内は「倉庫?」って感じ。
中古ギターがバーンと3列縦隊で並んでまして、一見するだけでも
「素性が良いギター」が並んでいます。
そんなに楽器には詳しくないワシでも知っているようなギターやベースが、綺麗にメンテされて
キチンと並んでいます。
決して、「ジャンクな汚いギターが放置」という状態ではありません。

「ん?このお店、結構ちゃんとした所なのかも?」と思いましたね。
店の中には4人のギターキッズと店長。
それぞれが店長と話をしたり、ギターを試奏したりして、楽しそうにしています。

「すいません、ちょっとギターを見せていただいて宜しいでしょうか?」
と奥にいる店長らしき中年男性(エプロン姿)に声を掛けてから、詳しく見せてもらいました。

勿論、フェンダーギブソンと言った「有名ブランド」のギターもありますが、
よくよく見渡すと、昔、音楽雑誌の広告ページで見かけたような「国産ギター」の中古品も
多数取り揃えられていました。
「コレは中古品つーのは失礼に当たるのかな?ヴィンテージギターって呼ぶべき物件?」

えー、この日記の読者のみなさんはご存知ですが。
ワシの普段のスタンス=「ヴィンテージギターがナンボのもんじゃい、ヴォケー!!」
ですよね(汗)
つまりコレは
「高いギターでいい音が出るのはアタリマエ。高いギターで心の無い演奏をするよりは、
安いギターで魂の籠もった演奏をするのが音楽本来の意味なのではないか?」
という根拠に基づいたものであります。

「高価なヴィンテージギターを持っている=エライ」みたいな風潮がどうにもこうにも我慢ならないし、
そんなギターでクダラナイ&ゴミみたいな音楽をやってて平気な人ってのがワシ、
我慢できない体質なんですね。
パンク第一世代だから。
「恥を知れ恥を!」とか思っちゃうんです。
でもここのヴィンテージギターって具体的にいくらなんでしょうね?