山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「今年、コレだけは買っておけ!」2

・忘れちゃイケナイ、「MY FOOT」the pillows
シンプルで力強い、色あせないロックミュージックを聴きたかったらコレを買っておけ!<エラソー
でもこの感動を更に深いものにしたいのだったら、the pillowsの全作品を聴き込んでから、このアルバムを聴くべきだ。
素晴らしいギタークロニクルと孤独な青年の心の軌跡が堪能できる。

・「916」the pillows
ピロウズが「世界一のライヴバンドである」とワシが断言するに至った証拠DVDである。
とにかく、しょっぱな一曲目のイントロから凄い。凄過ぎる。
世界最強と言える。

このDVDを観て、久々に全身の産毛が総毛立つのを感じた。
「このイントロからココに流れますかー!?」と感動のあまり涙が滲んだ。
このバンドサウンドの凄さ、アレンジの秀逸さ、そして「swanky street」からラストまでの流れは正に、「音楽の神様が下りてくる瞬間」が見える素晴らしい演奏内容である。
真に音楽好きであるならコレは買うべきだ。

・「藤森流自然素材の使い方」藤森 照信, 内田 祥士, 大嶋 信道, 入江 雅昭, 柴田 真秀, 西山 英夫, 桑原 裕彰
「建築」という概念から一旦自由になってみれば、そこにはなんと縄文の荒野が広がっていた!?という奇書。
「自然にやさしく」とかおちょぼ口でソレ風に語っている緑豆<あ なんかぶっ飛ばしてしまえ!焼き畑で燃すぞ!!という勇気をこの本から貰ったのは、多分、世界中でワシだけ。

・「デトロイト・メタル・シティ」1.2巻 若杉 公徳
何故ワシがこんなにもクラウザーさまに夢中なのかというと、きっとワシの中にもクラウザーさまとテトラ・ポット・メロンティーが同居しているからだと思います。
でも一番共感できるのは「事務所の女社長」だったりする。

・「絶叫師タコグルメと百人の「普通」の男」 笙野 頼子
この人の本を読んでいつも感じるのは、「戦う女はカッコイイなあ」という事である。
世間に対するこの居心地の悪さを「純文学」として提示し、笑い飛ばし、怒り狂い、物申す姿勢は「かくありたい」と願わざるを得ない。
「普通の女」の人に、もっともっと読んでもらえるといいなあ>笙野 頼子
(そしたらワシがもっと生きやすくなるから)

・「嫌われ松子の一生」(劇場映画)
今年は映画が不作だったのー(おかげで音楽に夢中になれたが)
「劇場で観て、感動のあまりパンフまで買っちゃった♪」のはこの作品だけだった。