山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「くっすん大黒」にぶっ飛ぶ

今日からラジオ体操が再開。
今週の木曜日がラストの体操日の予定だが、今朝の「久方ぶりのラジオ体操」には
4名しか出席者がイナカッタらしい。
せちたろー、「みんな真面目じゃないんだからー!」とブー垂れる。

ボイスと散歩。
冷たい風が吹き抜け、秋の気配が濃厚。
見上げると一面の見事なウロコ雲。素晴らしい。
秋は、一年中で一番好きな美しい季節(秋生まれのセイか?)
昼間はまだまだ夏だが、朝方はスッカリ秋。
冷たい空気の中を白鷺が群をなして飛んでゆく。その白さが眩い。

米が切れそうなので、買い物へ。
久しぶりにスーパーに行ったら、減農薬契約農家産コシヒカリがお手頃値段で売っている。
昔はこーいう商品は生協でしか買えなかったが、時代は変わりましたわね。
イイ時代だ。

月曜日に生協がウチに来なくなって(「ウチの敷地に入って来るな」と釘を刺したのはやはり、大正解だった)「気持ちの負担」がなくなり、心底、ラクになった。
毎週、配達員が来てワシにイヤミ垂れるのが、(自分自身ではあまり意識していなかったが)ワシの心には相当な負担になっていたらしい。
「来ない」と判ると、実にスッキリしている。楽しい。
多忙なキリキリ舞いの月曜日が一転して、心安らかな余裕ある月曜日に変質している。
もっと早くに生協を休めばヨカッタ。
こんなに心が軽くなるなんてさー。

次からは地区担当者もワシと顔を合わせても、ムゲなコトは言わないだろうから(言ったらコロス!)、会議等で顔を会わせるブンには一向に構わないのだ。
ワシは、「ワシのテリトリー(自邸)に進入してきて、ワシに失礼なことをする」というのが一番イヤだったのだな。
心が軽くなって改めて気がついた次第。

町田康「くっすん大黒」読了。素晴らしい。ブラボー!
この言語感覚。通底を流れるビート感。
笙野頼子に通じる暴力感覚(暴力指数の高さ!)
本物の純文学の新しい感覚が現れた!というカンジだ。

実際、町田氏と笙野氏は交友関係にあるらしいが、こんな新しい感覚が文学の世界に現れたというのはホントにスゴイ!
純粋に慶びである。
しかも、売れている(町田氏のみ、笙野氏はまだマイナー)のがホントにスゴイ。
併録の「河原のアパラ」は三池崇史監督に撮っていただきたい、ワシ的映画化熱烈希望作品である。

町田氏が少年の頃から(元パンク歌手)知っているせいか、感慨が深い。
ホントに才能ある人というのはいる!