山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

冗舌なアニメ

踊れない?♪ウソです。やっと休みっぽい一日だったので、家で一日中踊って遊んでました!
いや、正直な所、雨続きで洗濯物は乾かないわ、だから洗面所が洗濯物の満艦飾だわ、猫どもはグーグー寝込んで(猫は雨の日はとことん眠いらしい)家中にゴロゴロしているわ、ボイスは「こんなにひどい雨じゃ、散歩に行けないね?」と恨めしそうな目で犬小屋から首だけ出してワシを見上げるわで、なんとも鬱陶しい。

「ワシが踊った所で雨は止まん!」と犬猫どもに宣言して、盛大に一人遊びをして過ごす。
思い起こせば、「ワシが家で一人」なのってものすごーーい久しぶり。
GW中は子供たちが家に居たし、基本ダンナは家で仕事しているので、今日みたいにダンナが入稿日で、外に出かけて行ってて留守というのは珍しい状態なのだ。

「さーて、なにして遊ぼうかな」ととりあえず、「レンタルDVD90円祭り」を開催。
お題はリチャード・リンクレイターの「ウェイキング・ライフ」http://cinema.intercritique.com/movie.cgi?mid=10403

この映画のストーリイが、まさにちょうど、数日前からアレコレワシが一人で内に籠もって(別に一人で家に引きこもって、膝を抱えて苦悩しているワケじゃなし。ボンヤリとなんとなく考え事をしているその状態&内容の事ね)考えている事と妙にリンクしてて面白かった。

つまり、実存主義の現代でのあり方。
夢と現実。生きる事への問い掛けみたいなもの。
話しの内容は実に刺激的で面白いのだが(リンクレイター作品の常で、ココでも登場人物達が実に冗舌)、いかんせん、画面がごちゃごちゃしてて(実写映像にCGでアニメっぽい効果を加えたもの_この手の映像が陥りやすい「なんでいっそ実写でそのまま出してくれないんだよ!?と思わず憤りたくなるような画面」のウザさ)、しかもその絵柄が、まあ、アートっぽいと言えば確かにソウなんだが、なんともアメリカーーンな色使いと造形で、なんかすぐに飽きちゃって、食傷気味になってしまう。
「いっそ音声だけで物語を追っていたい」という気持ちにさせる_一言で言えば、「それって映画としてドーなのよ?」なモノだった。

「ま、アニメは日本製にトドメを刺すわな」と一人ゴチしてみる。