山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

公園でバレエを踊るワシ(42歳専業主婦)

この前から家の中が、なーんか「ネコのシッコ臭」がする。
二階の廊下から階段、玄関、洗面所まで「ネコのシッコ臭」が漂って不愉快。

ウチのネコどもは二匹とも去勢済みなので、「雄猫のスプレー(マーキング行動)」(雄猫がテリトリーで、独特なキョーレツな臭いのするオシッコを後ろに飛ばす行動。トラやライオンでも見られる)はしないハズである。
しかし、このオシッコ臭には確かに、「マーキングシッコ臭」(と勝手にワシが呼んでいる、その独特の臭い)がある。

不審に思っていると、ダンナが、
「洗面所に黄色い染みが付いていたのでナンダロウ?と思ってティッシュで拭ったら、マーキング臭がした」と言う。
ソレで思い出した!

2?3日前に二階の猫のエサ場に全然知らないネコ(野良猫・茶色のキジトラ)が来ていて、ウチのフードをガツガツと食べていたことがあったのだ!
二階に上がってきたダンナが丁度発見して、
「うお!ナンダ、こいつー!?どこのネコだよーっ!!」と叫んだら、ネコがビックリして飛び上がり、ダンナの脇をすり抜けて階段を凄まじい音を立てながら転げ落ち、そのまま洗面所?風呂へ逃げ、窓から脱出した事があった。

「そうか!あの時、キミに怒鳴られて野良猫は、恐怖のあまりシッコをふりまきながら逃げていってたんだ!!わかったかね、ワトソン君、このシッコ臭の原因はソレだよ!!」
思わずホームズに変身するワシ(^_^;

つまりシッコの犯人はクルでも甚五郎でもなく、家に侵入してエサを盗み食いしていた野良猫であった。
ここ何日か、「なんでシッコ臭いんだろうねえ、誰か寒いのにガマンが出来なくなって家の中でシッコした?」とかイヤミを言われ続けていた、甚五郎の濡れ衣が晴れた。

ゴム手袋をして、ソーダを溶いた水で濡らした雑巾と殺菌用アルコールスプレーを持って、「クサイ現場」を廻る。
よく見ると廊下や階段に、ナンカ液体が落ちたらしき跡が数カ所。
ゴシゴシ拭いてアルコールをスプレー。
すると無事に家中に立ちこめていたシッコ臭が消えた。メデタシメデタシ。

午後は年賀状の撮影。
午前中も子供達とボイスを連れて出かけた公園に再度出かける。
夕方の綺麗な光線を狙って、ダンナが写真を撮る。

子供達の表情が硬いので、ダンナの背後でバレエを踊るワシ。
子供達の表情が見る見るイキイキとして自然な笑いが出ている。
ボイスは「何?母ちゃんドシタノ?」と怪訝な表情。