山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

気象予報士の才能?

最近の楽しみは、朝から長女の「今日の天気図解説」をひとくさり聞く事。
コレがかなりの確立でドンピシャ★であり、下手な気象予報士よりよほど当たるので、
今、ワシが一番信頼している天気予報である>長女。
小学生の頃から雲を見るのが好きで、しょっちゅう空を見上げては、
「アレは●●雲。上空の気温が低い時に出るんだよ」とかいちいちワシに教えてくれていた。
今日なんかもう、恐ろしいくらい天候の変化を朝から読み取って予言(!)していた。

朝、出て行く時に
「天気予報では雨って言っていたのに、降る様子が無いねえ」と言うワシに向かって、
彼女はこう言った。
「お母さん、今日はお昼の間は天気も良くてうらかかで、穏やかな天気よ。でもね、
夕方になると積乱雲が出てきてあっという間に天気が崩れて強風が西から吹き始めるわ。
そうしたら横なぐりの黄砂交じりの激しい雨になるから、気をつけてね。行ってきます」
そう言いながら家の前の山道を自転車で下りて行く娘…

「そ、そうミポ?」(実はワシの時代は、学校の理科で気象の時間をとってなかった時代なので、
長女言うことはまるで「予言」にしか思えない)

するってえとやっぱり天気は崩れる様子も無く、風もなく紫外線がギンギンの初夏を思わせる
陽光が照りつけている。
「じゃあ、今のウチに散歩に行くか」とボイスを連れて隣の集落までグルリ一周。
家に帰ってきたら、庭の草がボウボウに伸びているのが気になったので、草刈り機を久々に
取り出して、庭の草刈りを開始。
「コレで夕方、本当に強風が吹いてくれたら刈った草をかき集める手間が省けてイイわー」とか
グータラな事を考えて、キレイさっぱり庭の雑草を刈り取る。

果たして。
夕方になると、一転にわかにかき曇り、あっという間に黒い雲が空を覆い尽くし、
海からの強烈な西風が吹きつけて来た。
「お、来た来た」と言っていたら、本当に物凄い雨(黄砂交じりでマッキッキ!)も降ってきて、
「スゴイ!ウチの専属気象予報士は使えるぜ!!」と快哉を叫ぶ。
(雨が降るギリギリ前に長女は無事学校から帰ってきた)

夜、コオニタンを二日連続でぶん殴った相手の親御さんからウチに謝罪の電話あり。
「ま、コレで一件落着?」
ダンナは昔の仕事仲間が亡くなったのでその葬儀に出かけていたのだが、その葬儀の席上で、
遠方の友達に久々に再会できたらしい。