山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

中学校生活もオワリ

早いもので、長女、いよいよついに中学校を卒業である。
「ついこの前、入学したと思っていたのになー」と感慨に浸るワシ。
ワシも年を取る筈である。
ところがここ数日来、なんだかやたらと寒くて、つい数週間前、半袖ピロT一枚でウロウロしてて職場の人間に見とがめられ、
「だーれが半袖で歩いているのかと思ったら!!」などと言われたものだったのに。

「ウソみたいに寒い?」(((( ;゚д゚)))
未だ冬物のコート、タートルネックのセーターが手放せませんがな。
庭の桃の花もすっかりピンク色のツボミが膨らんできて、もうすぐ咲きそうだと言うのに。
寒い寒い。真冬並みに寒い!

「こんなに寒い上に卒業式当日の天気予報は雨かよ」orz
もう、年をとってすっかり根気が無くなってしまったワシ。
既に、「卒業式、ブッチしちゃおうかな」との思いがよぎっています(ちょっと最近仕事が忙しかったので風邪気味のせいもあるんだが)

「だって、馴れないハイヒールを履いて雨の中出かけるのはメンドクサイし、中学校の体育館は寒いし底冷えがするし、更に校長の話が長いんだもん」(半ベソ)

入学式の時はね、まだワシも若かったし、丁度天気も良くて、体育館に差し込んでくる陽光に婚約指輪を当てて。
「乱反射するダイヤモンドの輝き」をしばし楽しんだものでしたが。
(結婚の時に夫の母から貰った婚約指輪は、真ん中に国産の大粒真珠が入ったものなんだが、その両脇にメレダイヤがグラデーションであしらわれてて、「さすが小さくても本物のダイヤモンド。輝きが違う」と実感できる)
__一体、式の間、どれだけ退屈してたんだワシorz

すると長女が、
「お母さん、卒業式、別に来なくてもいいよ」などと言うではないか。
「え?ホント?行かなくってもイイ?イ?じゃあ、久しぶりに朝寝が出来る、ヤッター♪」とついついワシが嬉しがってしまうと、
「えー、でもお父さんは卒業式の姿を見たいよー」と夫が言う。

はいはい、そうですね。
卒業式にちゃんと顔を出すのも「親の務め」ですね。
スーツ着て、ハイヒール履いて。参りましょう、中学校へ!

長女もすっかりこの三年間で大人っぽくなって、なんとも腹の据わったふてぶてしい女になりつつある。
見た目もいいし頭もいいし。無敵だな。