山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「妖怪大戦争」を支持する!

なんてね(^^;
いやー、しかし、面白かったぞ、「妖怪大戦争」!
水木しげるの思想が見事に映画化されていた。
怖いんだかキモイんだか。
怨み百万年なんだか腹が減ってんだか。
戦っているんだか踊っているんだか。
「いやー、流石だ水木しげる!伊達に戦争は生き延びていない!!」<変な感動の仕方?

どうもシネスケでの評価が芳しくなかったので、
「しまった、子供の夏休み映画は『宇宙戦争』とか『シスの復讐』にするべきだったか?」と一抹の不安を覚えつつ出かけたシネコンであったが、杞憂であった。バンジャーイ☆

やっぱり、水木しげる先生!アナタについてきてヨカッタ!!(^^;
魔人加藤がシマキュー(ワシが大好きな嶋田久作)でなかったのが当初最大の「??」であったが、ラストで納得。
「こりゃー、トヨエツでキャスティング正解だわ!」と感心した。

それと神木リュウノスケ君の演技が上手だったんで楽しめた。
出てくる妖怪のチャチなのもご愛嬌。
太ももに涙がホロリ&ツツツツツーーで何故かその涙が内股に…という部分に三池監督のフェチ魂(職人気質?)を観た。

とにかく笑って泣いて感動までしちゃった。
「正しい夏休み映画の姿」であった。
しかもちゃんと反戦映画になっているし(爆)
是非とも来年からは、アニメ「蛍の墓」に代わって、この映画を終戦記念日前後に毎年放映してもらいたいものである。

「そうだ、日本には妖怪という財産があった!」と妙に感動してシネコンを後にしたのだった。
子供たちも勿論、大喜びで、見終わってからも、
「あのシーンが面白かった」
「あのシーンで泣いちゃった」と満足げであった。
「私は『バットマン ビギニングス』を観に行くから、『妖怪大戦争』は観なくてイイよ」なんて言ってた長女ですらも、
「あー、面白かった!観てヨカッタ!!」と大満足。
勿論、コオニタンは、
「こんなに面白いなんて、シアワセ?♪」とご満悦であった。

二時間弱の長尺モノだったので、「子供がもつかな?(途中で退屈しないか?)」というのが一番の心配だったが、親も一緒になって笑って泣いて楽しい一時を過ごせた。
本当に、あっという間の2時間だった。

やっぱり、夏休み。こんな映画が(出来れば毎年)あって欲しいよね。
親子で共通の体験。共通の感動。共通の思い出。
コオニタン、家に帰ってから妖怪の絵を描きまくっている。