山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

結局は血筋の問題か?

コオニタンが「王の帰還」を観たのは確か去年の春。幼稚園年中の時か。
確かに吹き替え番で劇場で観たのだが、普通に子供なんだから、途中で飽きて騒ぐと思っていたのに、ものすごーく真剣に観入ってて、しかも最後には感動の号泣までしていたのだからびっくりした次第だった。
(ワシは感動というよりも、「あの原作を如何に映画として時間内に納めるつもりなんだろうか?」とハラハラドキドキして、初見のこの時は、感動する心の余裕がなかった<大きなお世話だな)

最初はコオニタンがナンデ泣いているのかが全然理解できなくて、「お姉ちゃんが泣いていたからつられて泣いちゃったのかな?」くらいに考えてて、一応、試しに、「ナンデ泣いてたの?」と後から聞いてみたのだが、その時のコオニタンの答えが、
「いやー、なんかイイ話しだなあと思って。みんなが頑張っているなあと思って、感動して泣いちゃった」であったので、
「ふーん、コオニタンにもこの話しはある程度理解できるものなんだー。しかもコレで感動できるんだ。へー」とちょっとビックリしたものだった。

ところが、それからしばらく経った後、コオニタンがお笑いの「いつもここから」の物真似で遊んでて、その時になって、
「悲しい時ー!」とやり始め、
「『王の帰還』を観て、ワタシが感動して泣いているのに、お母さんから真剣に、
『なんで泣いているの?』って聞かれた時ー!!」と叫んでいて爆笑してしまった。

一応、彼女なりに傷ついたらしい(すまん)
うーむ、こんな小さい子でも「感動して泣く」ってのがちょっとビックリだ。

そう言えば、長女が2歳半位の時に、テレビの「素晴らしき日々http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C1%C7%C0%B2%A4%E9%A4%B7%A4%AD%C6%FC%A1%B9?kid=93508 を観てて突然、
「ワンワンが、ワンワンが帰ってきたよー、ヨカッタよー!!」と言いながら床に突っ伏して号泣してたって事があった。
その時は、長女は動物好きだし、「迷子になってお家に帰れなくなっちゃた飼い犬が、可哀想で泣けた」って事なんだろうなと漠然と考えていたのだが。
……もしかしたら、コレも「感動の範疇」だったのかも(--;
ニブイ母で申し訳ないな娘達。
そう言えば、ワシもよく本を読んだり映画を見たりして、号泣している事がある。
単純に「血筋の問題」なのかもだ。