山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

もんぺ犬・馬肉喰うさん

風はあるが天気が良いので、子供達とボイスを連れて公園行き。
公園はサッカーの試合もあって居るし、トヨタスープラのミィーティングもあってて結構な人出。
砂遊び道具セット片手に砂場を目指す。
子供達を砂場に待たせてボイスと公園のジョギングコースを二周。
日差しが麗らかで春めいた陽気。ボイスのケツ毛もボフるハズである。
お尻から抜け毛が浮いてモコモコになっているし、ボイス。
このモコモコの後ろ姿が「もんぺを穿いているように見える」といつもダンナが言う。うん、そう見える。
「もんぺ犬」である。

砂場に戻ると子鬼が同じ年頃の男の子と遊んでいる。
傍にその子のお父さんも居る。
ナニゲに話していて、同じ幼稚園の(クラスは違う)S君であると判明。
「あ、なんだ、だから一緒に遊んでいたのか」と言うと、S君、澄まして、
「そうだよ、でも、子鬼チャン、ボクは子鬼チャンのことがスグにワカッタのに、さっきボクの名前を間違えたんだよ」と言う。
わはは、ゴメンねえ。オバチャンも、今、キミがドコの誰だったのか思い出したよ。

ボイスは公園で子供達にモテモテ。
小さい子供に抱きつかれて大喜び。
大人しいから小さいヨチヨチ歩きの子も思うサマさわれるので、犬好きな親がドンドン連れて来ちゃう。
ボイスの周りはいつも小さい子供の人垣が出来る。
ボイスは小さい子が大好きなので、頬をペロペロ舐める。

ダンナがモーレツに忙しいのでとにかくソッとしておく。
家事を済ませたらDVDなんか観る。
ダンナへの誕生日プレゼントに買った『ラスト・ショー』(1971年/ピーター・ボグダノビッチ監督)
非常に良くできた映画で、感心して観てしまう。
地味だがとてもイイ映画。
ダンナが言うには「ATG映画とかこのヘンを意識して作った映画なんだろうけど、如何せんタダのビンボ臭い映画になっちゃうところが悲しいよな」という事だが。ふーむ。

監督の計算高さと演技者の見事な演技。風景と自然が織りなす索漠とした味わいが見事にマッチした佳作である。
今までの人生でこの映画を一度も観たことがなかったっつーのはある意味ラッキーなのかもしれない。
オトナになって観るからこそ意味が分かる映画でもある。

しかし!ココで意外な発見。
「年上の女」の一人を演じるコーチの奥さん役の人が、『ヤング・フランケンシュタイン』の「馬肉喰うさん」であった(o_ _)o

シリアスとコメディ、全然違う演技を味わう。