山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

春の暖かい雨

曇り空。風が強い。
天気予報によると、午後からは雨。
急いでボイスの散歩に出かけようと・・・・してたら子鬼に見つかっちまった!ちっ!!

「連れて行って??」と芝居がかった仕草でおいおい泣く。
「雨が降りそうだから急いでいるの。お母さん、さっさと出かけたいの」と言うと、
「ダイジョウブよ、アタシ、傘持っていくから」だって。
「アンタは傘持ってベビーカーに乗ってりゃイイケド、お母さんは傘させないじゃん?」と言うと、
「だから、アタシはダイジョブなんだってばー!」と逆ギレする子鬼。
「ワシがダイジョブじゃナイんだってばー!!」母はコドモ。

ブツクサ言いながら犬車で散歩。
バス通りを歩いていたら、鋪道の横の崖の上から黄色い「イタチ」が飛び出してきた!
イタチ、慌てて崖の上に駆け戻る。
ソレを見たボイス、激しく狂う。
「追う、追う、追う??!!」と言いながら(言ってないけど)二本足で立ち上がって、崖によじ登ろうとするボイス。
「今、アンタは仕事中なの!犬車ひいているんだから、追っちゃダメ!!」とワシからケツに蹴りを入れられる。

曇り空の下、たったかたったか散歩。
そう言えば、一昨日もイタチを見かけたのだった。交尾の季節で異性を求めてウロウロしているらしい。
山の中のグラウンドの、周りに植えられている桜の木々も花の蕾が膨らんで、枝の先が紅色。
春である。

散歩から帰宅後、「100円レンタル」の日であるので、愛車フィフィでビデオ屋にGO。
『この子の七つのお祝いに』(増村保造監督遺作)なんか借りてくる。「遺作に名作なし」というジンクスを知っているからこそ、「100円レンタル」の日に借りてくるのだった。
ワシは増村保造監督を敬愛して止まないはずなのに・・・ジンクスがそんなに怖いのか、ワシ!?

家に帰ると雨が降り出した。
午後は陶芸教室。
粘土を4キロ買い足して、練り上げる。すると粘土の請求書と一緒に、「春の登り窯イベント参加」の請求書が来た。うっ。
お金を余分に持ってきてヨカッタ。
参加費は1900円。世界一規模の登り窯で作品を焼いて貰える貴重な機会。毎年参加している。

ダンナ、「ホワイト・デイ」のプレゼントでワシにDVDを買ってくる。
『鉄甲無敵マリア ロボフォース』(ツイ・ハーク)&『ファニーとアレクサンドル』(ベルイマン
この取り合わせ・・・いかがなモノか?バランスが悪いぞ。
バカもシリアスも平等に愛する。