山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

傘を買いに・帰り道はカラオケ

冷たい雨が降る。
昨日の雲一つない好天とはうって変わりシトシト雨降り。
ヒドイ降り方でもないので、洗濯物を軒下に干していたら、ボイスと目が合った。

「今日、雨降ってやすね」
「そうね・・・寒いわね」
「でも小降りでやんすよ、散歩、行きやしょうや、おっかあ!これっくらいの雨降り、あっしは平気でやんすよ!!」
「でもね、今、洗濯物干しているから、ちょっと待ってね」
「待ちやしょう、一時間でも半日でも。連れて行って貰えるんなら、あっしは本望でやんすよ。おっかあ」
以上、ワシとボイスの視線で交わされた脳内会話の記録。

現実はボイスがベンチの上にオスワリしていて、ワシの洗濯物干し姿を横目で見ては、嬉しそうにシッポをパタパタと振っていたダケであったのだが・・・
き、聞こえたね、確かに聞こえた。ボイスがこう喋っているのが。ワシには聞こえた。

ボイスが吠えもせず、ワシの仕事が終わるのをジッと待っていてイイコだったので散歩に行くことにする。
幸い、雨も小雨だ。
コートを着て、傘をさして、ボイスをリードに繋ぐ。
ボイス嬉しくて、ワシに「そっ」と手を差し出す。
あくまで優しく、軽くワシに触れる。
コレがボイスの「感謝と喜びの表現」

傘をさしてショートコースを一周。
小雨とは言え、あまり濡れるとトップコートから内側に水が染み込んでしまう。
早足でコースを周り、山道を息を切らして駆け上る。
ボイスは短くとも散歩に出られればソレで満足な犬。
家に戻ってバスタオルで体を拭いてやると、「楽しかったね!」とボイスの目が語っている。
ホントにカワイイなあ、キミは。

家に戻って気がついた。傘を取り落とした時に留め具を割ってしまっている。
ので、ジャンプ傘が閉じなくなっている。
「壊れちゃった」
まあ、もともと安い傘だし、仕方ないか。
傘を買いに出かける。

ダイエーで500円の傘を二本購入。
ベージュの無地の傘とマルチボーダー模様の傘の二種類があって、「ドッチもオシャレでイイケド、ドッチにしようかな?」と迷って、結果、二本とも購入。
以前も色違いの傘が欲しくて、二本買ったことがあったけど、その時もその二本の傘で10年くらい保った。
今回も10年保たせるぞ、わはは(1000円で10年は図々しいか?)
でも、服に合わせて傘をコーディネイトする時は、色違いで二本持っているとナニかと便利だ。

帰り道、家族で二時間カラオケ。親子で熱唱。