山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

レゴ版「指輪物語」

『(ザ)ロード・オブザ・リング(ス)』を観て丸一日経過したが、感動が後々効いてくる。
記憶の中で反芻していると、シミジミとイイ映画だったと感じ、次第に「コレは歴史に残る名作!?」という気分が高まって来る。

ソレはせちたろーも同じらしく、今朝は熱があるのに(昨日の映画の刺激?知恵熱か?)せっせとレゴで映画のシーンを再現している。
ドンドン作ってワシに「見て見て?」と見せに来る。
コレはワシの親バカのセイなのかも知れないが、「そのどれもがスゲエ出来」なのである>せちたろー作品
細かいシチュエーションや登場人物の再現に、作り手の一生懸命の情熱が込められている。
レゴなんて、人物は「基本的に記号」であるから、細かいキャラクターの描き分けは出来ないはずなのに、「チャンと出来ている」まず、ココがスゴイ。

「わ、アラゴルンだ。コレがフロドね?あぁ、アルウェン姫もチャンと白馬に乗っているー!主要登場人物が勢揃いしている!!ブラックライダーまでチャンといるじゃんー!!」母は純粋に驚嘆。
場面の配置や物語の進行状態もちゃんと再現しているし。
「この子はひょっとして天才?」せちたろーの早熟な才能が、嬉しくも恐ろしくもある、日曜の昼下がり。
コレは(ホントに)スゴイので近日中に写真を撮ってアップする、お楽しみに。

にしても、やはり、「ロード・オブザ・リング」は原作の魂を上手く抽出してある映画だと感じる。
「自己犠牲と友情」
こんな「21世紀には無くて当然」なテーマを堂々と真剣に、格調高く語るその心意気に恐れ入る。
「旅の仲間」を演じた9人の俳優は、この撮影中、あまりにもみんなの気持ちがまとまったため、離れがたくなり全員で「9」という文字を入れ墨したらしい。
映画という虚構が現実に入って来る瞬間。そんなコトを感じる。
この物語が、一人でも多くのヒトに伝わると良いね。

さて、この映画の上映前に「予告編」を観た。
面白そうだったのは『スパイダーマン』(ワシ、実はサム・ライミ監督のファン)娯楽大作の予感。
一方、「コ、コレは??」と不安な気持ちに駆られたのは『スター・ウォーズ/エピソード2?クローンの攻撃
なんかね、アメリカのハイスクール恋愛モノ映画みたいだった・・・(『エンドレス・ラブ』とか、そーゆーカンジ)
ムチャクチャ、「イヤな予感」。
そもそも人間が描けないジョージ・ルーカスが恋愛映画を撮るっつーのが大間違い。