山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

夜の女王の天国と地獄

昨日、ツイッターボーカロイド鏡音リンが歌う「夜の女王のアリア」にリンクが張られててですね。
「ふーん(´ω`)どんなんだろう?」
と思って見てみたら…

コレが大失敗…(:D)| ̄|_見るんじゃなかったーw
見れば見るほどストレスが溜まるっちゅーか。
「おい、ソコはそーじゃねーだべ??」的なw
ボーカロイドの悪いとこが丸出しになっちゃっている、非常に出来の悪い「夜の女王」でありまして(苦笑)

夜の女王はこんなんじゃないだろ!?
というわけで、お口直しに動画を見るワシ↓

歌劇「魔笛」より夜の女王のアリア2
ディアナ・ダムラウDiana Damrau)が歌ってます◆歌は2:10から◆コリン・デイヴィス指揮、2003年、コヴェントガーデン・ロイヤルオペラハウス◆パミーナ役はドロテア・ロシュマン(Dorothea Röschmann)。ちなみに娘のほうが4つ年上

もう「ブラーヴォ!!」しか出てこない。
このクラウス・ノミみたいな髪型もいいけど(いいのか!?)衣装も素敵。
夜の女王を演じるディアナ・ダムラウは演技もウマイし歌は当然スゴイし。文句なし!ですよ。
いつか生で見てみたいな〜「魔笛

ディアナ・ダムラウでお口直しできてすっきりさっぱりしたワシは。
「そうだ、確かアメリカの大富豪ですごく音痴な人が歌っている夜の女王もあったよね?」
と探したら、なんでもあるぞ、ニコ動w
ちゃんとありましたがな↓

衝撃的に音痴な「夜の女王」(フローレンス・ジェンキンス)
映画「市民ケーン」でもこのジェンキンス嬢を元ネタにしたと思われるシーンがありましたね。
大富豪の夫人が音痴なのにオペラのリサイタルをやって観客に大笑いされる__みたいな。
ワシはラジオで昔このジェンキンス嬢の歌を聞いたことがあって知ってたので、「あ。アレか」とすぐに理解しましたが…

うちの弐号機がコレを聞いて笑い死にしておりました…
この自由自在にテンポを変えるピアノ伴奏の優しさに打たれます…(´д⊂)

んで。
ワシ、もともとこの「魔笛」というオペラが大好きで。
うちにショルティ指揮の古い「魔笛」のCDがあるんですが。
多分、歌っているのはこの人↓探したらなんでもあるぞニコ動!\(^o^)/

「魔笛」より夜の女王のアリア2(クリスティーナ・ドイテコム)
クリスティーナ・ドイテコム…すごい迫力!「どいて!.com」て感じです(謎)
マツコ・デラックス不動明王かて感じで。

「カーチャン、近い!近いよ!!鼓膜も窓ガラスも全部破れるよ!!!」
みたいなスゴイ歌唱力であります。
もう人の声ってすごい楽器なのね…!ていうか、このマツコ・デラックスみたいな存在そのものが肉で出来た完璧な楽器!!!というか…
色々と驚嘆しました。
この難曲をこともなげに、これだけ歌ってもまだ余裕がある!「百人乗っても大丈夫ー!」てな感じでオソロシカー

うちはホラ、CDだったから歌声は知ってたけど、まさかこんな人が歌っているとはねー。
動かざること巌の如し!演技力?そんなもんイラン!必要無いっ!!
立っているそれだけで女王の威厳が滲み出ておろうもん?的なー(´ω`)

その咆哮は大地を揺るがし、近郷近在のコウモリ皆殺し!!なんなら雀も全滅させるよ!!!みたいな…そんな印象の人だったとはねー<失礼すぎる