山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

忠犬黒犬・『ザ・ロード・オブザ・リングス』

前売り券を生協で買ったので、今日は親子四人で『ザ・ロード・オブザ・リングス』を観に出かける。
子どもも観るし、画面の情報量が多そうだし、字幕の翻訳者が嫌いなので(誤訳が多い&多すぎる=ワシら夫婦は『ブレード・ランナー』の時から嫌っている)「吹き替え版」で観ることにする。
日本の声優さんは実力があるので吹き替え版でも結構イケルのだ。

劇場に着いたら夕方の回の指定席がとれた。
ソレまでペットショップを覗いて時間を潰す。
今日は「しつけ教室」の日らしく、併設のドッグランで飼い主と犬が一緒にお勉強中。
見ていたら、ビーグル連れたオッサンが話しかけてきた。
「知っていますか?ビーグルって大きさによって三種類に分かれるんですよ」だって(^_^;
自分の犬を抱っこしながら「コレは一番小さいタイプです」と教えてくれる。
コイヌだと思っていたら「生後7ヶ月」だって。コレで成犬の大きさらしい。
しかし、ウチの一家は奥の方にいる、シェパードと黒ラブのMIXであるらしい真っ黒な若い雄犬が気になって仕方ない。
地味なタイプでイカニモ「犬可愛がってます」風な女性が連れた犬だったが、その犬と女性の佇まいが好感が持てた。
犬は飼い主に一途に愛情を示し、女性もソレに応えている。
「う?む仲良きことは美しきかな」な風景であった。

いよいよ、映画鑑賞。
実はこの映画化をとても楽しみにしていた>ワシ。
まず原作のファンと言うこと。監督のピーター・ジャクソンが好きと言うこと。
いや、ピーター・ジャクソンに関しては「好き」というより、「応援している」と言った方が正しい。
この脳内トンデモ物質が沢山流れているらしい監督にシンパシーを感じる部分があるのだ。
・・・同じ「バカ族」だからか?

映画は満足満足。眼福であった。
三時間の上映時間は気にならず、「中つ国」を旅した気分を味わう。
せちたろーは「『ハリポタ』より面白いね!」と大喜び。
でも映画が終わった途端、「ナンデじゃー!?」と叫んでいた。
「これからがいよいよ面白くなるのに、ナンデー!?」と叫んでいた。
「続きは来年」と言うと、
「来年まで待てない???」と半ベソ。

仕方ないので、帰宅後、「コレを読みなさい」と「ホビットの冒険」を渡す。
指輪物語」の前作である。
せちたろー、ガシガシ読み始める。
さすがに「指輪物語」本作は、「難しすぎる?」と投げ出した。
オトナだって投げ出すヒト多いんだし。