山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ツリーをしまって、花を飾って

鋭く冷える一日。
昼間でも気温が六度までしか上がらない。

午後から陶芸教室へ。
教室はお休みだが、ガス窯の作品が焼き上がっているので、引き取りに行くのだ。
先生が出てきて、「ガス窯の前の棚に出してあります」と教えてくれる。
見に行くと、全作品「ほぼ、予想通り」の出来。満足。

備前の大壺」は焼き傷が入っていた。
肩のあたりに割と四角張ったヒビが、10センチほどの長さでビキビキと硬質なカンジで走っている。
「よく暴れる土」で乾燥の段階から苦労させられたが、本焼きでの焼き傷もこの程度なら「ご愛嬌」のウチ。
ワシ的には「景色の範疇」内である(ムリヤリ自分に言い含めてナイか?)
釉薬も思ったより、ガラス質とマットな部分の掛け分けが上手くいっている。自画自賛

買い物に行って「家族の餌」購入。
子供達も付き合う。
ついでに、イノシシの「その子チャン」を見に行く(2?3年前からこの「半島産食材産地直販店」で飼われている)
その子チャン、相変わらず檻イッパイの巨体で、しかも冬毛がフサフサ。
せちたろー「オリを突き破って出てきたら怖いから」と言って離れた地点で見学(^^;

夕飯用に豚ロース肉をカットして貰っている間、正月用の花を見ていたら、ムラムラと買いたくなり、ついつい購入。
赤米のリース(しめ縄)(赤米=古代米の一種。稲穂が赤黒い。炊くと赤飯状になる)も購入。
「年末は忙しいから、買えるときに買っておかなきゃね」とイイワケしつつ。

帰宅後、「夕映えに輝く金色の海」を見ながらクリスマスツリーの片づけ。
この季節、午後三時から日没までは「黄金の時間」
光線の加減でキラキラと海面が光っているのが、リビングの窓からよく見えるのだ。
天気がいい日は眩しいくらい。
どんよりと垂れた冬の雲の間から、太陽の光線が筋になって海に降り注いでいる。
せちたろーが「光のカーテンが綺麗!」と言った。
(あ。昨日、郵便局に行ったとき、「今、16kgのイカを拾ってきたバイ!」と局員に自慢している婆さんを目撃。ワシも一回くらいは拾いたい!)

ツリーを納戸にしまって、掃除機かけて、早速「ワシ作・備前の大壺」に正月用の花を生ける。
(あくまで自己流ダガ)
「なんと」まるで「銀花」の世界(←オバチャン、大いに勘違いチュウ)
「枯れた味わいの壷」に「新鮮な花」は単純に美しくもメデタイ。
花台に代わりのイームズの小テーブルに載せて、暖炉の脇に飾る。