山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

飲み屋出現・情けにすがって生きてます

お天気は曇り。
台風の影響はほとんどなくて、霧雨が降るだけ。
子鬼を幼稚園に送って、地元産直食材店に立ち寄る。
猪のその子チャンが檻の中でしっとりと霧雨に濡れそぼっている。
玄米パン、トマト、ジャガイモ、茄子を買って帰る。

涼しいので散歩もはかどる。
日差しがないとこの季節の散歩は快適。おニューの散歩用ウェアでテクテク歩く。
ウチの近所のバス停近くの三叉路にログハウスが建った。
作りから見て、店舗らしいので「パン屋かな?喫茶店かな?」と興味津々で工事を見守っていたら、今日、看板を取り付けていた。
ナント!「飲み屋」であった!!

この半径2kmに渡って店舗が一軒もない地帯に!飲み屋出現!!(よく考えてみたら、この先100m位のトコロにペンションとサーフショップがあったが)
客は誰が来るのだろう!?猪か?(イノシシ事件の現場のスグソバ)
「一回くらいは行くこともあるかな??」と考えながら、店を眺める。

家に帰ってシャワーを浴びたら、せっせと陶芸。
スッカリ、家で作るのに馴れてしまった。
ここ最近は、教室では釉薬掛けの作業だけをやっている。

幼稚園にお迎えに行って、帰り道。陶芸教室に立ち寄る。
今日は生徒さんが少ない。
素焼きが上がっていたので、ヤスリをかけて下絵の具を塗り、釉薬を掛ける。
コツコツ地道な作業をしていると、最近、教室に入ってきた生徒さんが、
「今日、来るかどうか心配していたのよ」と言われる。
「?ナンデ?」と聞くと、
「知り合いから、お土産に焼き菓子を貰ったので、お宅の娘さん達に食べて貰おうと思って」と、ケーキ店の高級焼き菓子を下さる。
子供がいるとナンダカンダでこうやって頂き物が増える。アリガタイ。
「嬉しい!頂きます」と頂戴する。

子供を持つと人の情けが身にしみるゼ。
ヒトサマのお情けにすがって生きてます。

子鬼は本日もワシの作業を待つ間、隣の売店のアイスクリームを食べながら待っている。
帰り道、事務所に立ち寄って、子鬼自ら
「このアイスクリームを食べました!」と言いながら、事務員さんに100円玉一個とアイスクリームのフタを渡す。
本人、すっかり「お姉ちゃん気分」で買い物を楽しんでいるらしい。
ワシはついでにガス窯に釉薬掛けの終わった作品を置きに行く。
先々週掛けた皿はもう無くなっていた。窯に入っているらしい。
窯の周囲は余熱で部屋全体がムンムンする暑さだった。