山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

父ちゃんに「イッテラッシャイ」のキスの嵐

台風のような強風が吹く一日。
朝から、物干し台が吹き飛ばされた音で目が覚める。

せちたろー、起きるナリ「あ!!サンタさんは来たのかしら!?」と叫びながら二階へ駆け上がる。
しばし後、「きゃあぁ??!!」と悲鳴。
「ツリーの下に今年もサンタさんがプレゼント沢山置いていってくれている!子鬼チャンの分もあるよ!!」と二階から叫ぶせちたろー。
「ホント?」と言いつつ、母も二階へ上がる。
「見て!ショルダーバッグとマフラーも!なんて、素敵なデザインなの。可愛いの!なんでココロの中だけで欲しいと思ったモノがチャンと届くんだろう!?サンタさんへのお手紙にも書いてなかったくらいなのに!スゴイスゴイ!!」感激のあまり、涙まで浮かべているせちたろー。
「キミが子供のウチはサンタさんもウチに来るんだよ。キミは今年、まだ子供だって事だね」と言っておく。

強風の中、ボイスの散歩。
みぞれ混じりの雨がアラレに変わり、ボイスの黒い背中に見る見る降り積もって行く。
見上げると、遠くの山の頂上付近は雲で覆われていた。
「雪降ってる!」
今年初の降雪を遠目で確認。

昨日、図書館から借りてきた「風のジャクリーヌ」を読み始める。
映画「本当のジャクリーヌ・デュ・プレ」の原作本。
姉と弟が語る「天才の姉の真の姿」
まさに、映画のテイストがそのまま現れていて感心する。
共感と畏怖。憎悪と愛情。様々な感情が入り交じった、悲しくも優しい語り口。
映画化は「かなりのセンスの良さ」(つまり、その辺の複雑な感情の理解力・解釈力があるという意味)で、「細心の注意が払われていた」事に改めて気づかされる。

実家母より、「木箱入り林檎」が到着。
宅配便屋さんが「木箱に入った林檎というのは、話には聞いたことがありますが、本物は初めて見ました」と言ったらしい。(←ダンナが受け取ったので)
実家に「林檎送っていただき、アリガトウございました」のお礼の電話。
母に「お年玉も振り込んで置いたから」と言われる。
「五千円×四人分で、二万円ね」だって。
ワシら夫婦も貰えるんかい?サンキュー。
16の時以来か?貰えるのは??

ダンナ仕事、多忙。
だから、早く納品に行かなくちゃイケナイのに、出がけに「父ちゃんのキス争奪戦」が始まるのでナカナカ出かけられない。
オンナ三人のウチ、「誰かに一人に二回キスしたら、他の二人が黙ってナイから」だ。
モテ男はツライねえ?。うひ。