山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ケモノにメリークリスマス!

久々に冷え込む朝。
東京は積雪で、大変なことになっているらしい。
せちたろーにカイロと長袖の体操服を持たせる。
今までは、冬場も体操服は半袖のみだったが、今年から「色の薄いトレーナーなら可」となったのだ。

風が強くて、まだまだ海は荒れていそう。
ボイスを連れて海辺へ散歩。寒いので、ダンナの散歩用ダウンジャケットを借りる。
風で帽子を飛ばされるので、折り畳んでジャケットのポケットに突っ込む。

風が冷たくて、耳が痛い。
今日の最高気温は8℃の予想だが、この風では体感温度はもっと低い。
田圃の中の道を抜けて、漁港を目指す。

海辺は強風。
砂浜にタコ貝の貝殻でも落ちていやシナイかと探すが空振り。
遠くの海がうねり、泡立つのが見える。
もともとココイラあたりは入り江なので、海が荒れるのは珍しい。年に数度くらい。

帰り道、ジャケットのポケットに手を入れて気がついた。
「帽子落としちゃった」(--;
ポケットが浅かったので、歩いているウチに何処かに落として来ちゃったらしい。
まあ2年近く毎日使っていたアウトドア用のゴアテックスの帽子で、汗染みも出来ていたし、アウトレットで千円で買ったモノなので、そんなに惜しくもないが、やっぱりちょっと残念(<ケチ女)

あまりに寒いので、ウチのケダモノどもに買っていたクリスマスプレゼントを、チョット早いが配って廻る。
ネコ軍団には「ペットハウス」(カボチャ型の、ウレタンにベロア生地が張ってある、ドーム型室内テント・いわゆる洋風ネコつぐら)
ボイスには、フワフワのハーフケット(人間用の膝掛けに売っていた、京都西●の高級毛布のハギレ)
ボイス、よほど肌触りが気に入ったと見えて、犬小屋の中で高級毛布に顎を埋めてウットリと寝ている。
「チョット早いけど、メリークリスマス」
ケモノの皆さんに、お母さんサンタの愛のプレゼントである。

二階に戻ると、子鬼がネコ用テントにすっぽり全身を突っ込んで遊んでいた。
「よくネコ用のテントにニンゲンが入れるな」と感心して見ていたら、
「お母さん、フタして、フタ!」と子鬼がワシに命令するので、テントの出入り口を座布団で塞いでやる。

夕方、白いモノがチラチラ空から落ちてきた。初雪らしい。
寒いので暖炉をガンガンに焚く。
家に帰ってきたせちたろーやダンナが次々と暖炉の前でほぐれてゆく。