山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

(警告)今日の日記は「児童虐待」を見た話

だから、読みたくないヒトは「飛ばしちゃって」

せちたろーのスイミング中、子鬼が「シッシ」と言うので、慌ててトイレへ連れて行った時。
もう、授業はすでに始まっていて、楽しそうにプールで泳ぎ回る子供たちを横目に、子鬼の手を引いてトイレへ駆け込もうとしていたら、スイミングスクールの玄関にこの寒空の中(九州地方グッと冷え込んだ)、小学校低学年の男の子が競泳用ビキニパンツ一枚で震えながら外から走り込んできた。

「この寒い中、このカッコで来たのかな?」と思いつつ見たら、男の子の背後からその母親が登場。
しかも、その男の子を蹴飛ばしている。
一瞬、ナニが起きているのか判らなかった。

その母親、子鬼くらいの幼児を片手に抱きながら、「もう!遅刻なんだよ!!」と口汚く罵り、スイミングスクールの玄関で男の子を叩いたり、蹴飛ばしたりしている!
もう、ビックリしてしまい、ワシは思わず突っ立って見てしまった。
さすがの子鬼も自分の目の前で起きていることがナンなのか判らずに、口をアングリと開け、目も見開いたまま。
男の子はギャンギャン泣きながら、プールへ駆け込んでいった。

トイレ終了後、二階の観覧席へ戻ったらその親子連れがいた。
この観覧席には子鬼と同じ年の子供が3?4人いて、いつもはみんなでおやつを分け合ったり、遊んだりしているのだが、今日ばかりは違った。
その「暴力母」の子供(ドー見ても子鬼と同じ年)、大した理由もないのに思いっきり、本気で無抵抗の廻りの子供を殴ったり、蹴ったりし始めたのだ。

友人Y(松雪泰子似美女)がキレて、その「暴力子供」を抱き上げて「あっちで遊びなさい!お母さんは誰!?」と言ったが、その子のお母さんは見てるだけ。
あげく、子鬼はその子に首を絞められて大泣き(泣かされることは珍しい)

やはり常日頃、、母親から暴力を受けているせいか、「ヒトを憎むエネルギー」がスゴイ。
こんなに小さいのに。日常殴られて暮らしているのが伺えるその所業。
可哀相過ぎる。
抱きしめられることよりも、殴られるコトの方が多いと、ニンゲンはこうなってしまうのか?

子鬼は首を絞められて泣かされても、みんなに煙たがられて一人孤立するその子の手を握って「一緒に走ってアッチ行こう!」と誘っていた(手を振り払われてたケド)

ソレを見てワシは「お前はナンテ、いい子なんだ!ワシの誇りだあ!!」とココロから子鬼を愛おしく思った。