山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

清浄歓喜団をお取り寄せする

先月、平沢進「HYBRID PHONON 2566」を見るために大阪に行った時に。

フォロワーさんが京都在住の方からこんなお菓子をもらっているのをお見かけました↓

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「なんだろう?揚げ菓子??的なものかな」と漠然と見てたんですが。

その後、そのフォロワーさんがこの貰ったお菓子をお食べになられまして。

「美味しい、不思議な味だけど美味しい」とおしゃってたんですね。

 

それはコチラのお菓子でした↓

www.kameyakiyonaga.co.jp

フォロワーさんは「柱の味がする」とおっしゃってましたがw

「そうか、美味しい柱の味がするんだ」

と思ったら俄然、興味が湧いてきまして(;^ω^)

お取り寄せしてみることにしました!!(゚∀゚)お取り寄せとか一体、何年ぶり?

 

頼んで一週間ほどでこのお菓子「清浄歓喜団」は京都から我が家にやって来ました↓

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確かに、持った感じ、表面のテクスチャは「油で上げた煎餅的なもの」に見えまする。

では勇気を持って齧ってみましょうね。

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表面はカリカリのザクザクです。

歯ごたえが結構あって、勇気を持って齧りますと、中から餡こ?とそれに練り込まれたハーブ?スパイスの香りが口に広がります。

ほの甘くて美味しいんですが、餡こに混ざってるハーブ?スパイスの香りがなんとも、「お菓子とはかけ離れたもの」であるので、脳が混乱してしまいます。

が、とても美味しいお菓子でもあります。

 

「こ、これはお寺の味!?」

お店のリーフレットによると、「奈良時代に遣隋使が唐の国から仏教とともに伝えた唐菓子」がもとになっているみたいですね。

そもそもは天台宗真言宗密教のお供えものとしてつかわれ、庶民は絶対に口にできないものだったそうです。

 

この「清浄歓喜団」から日本の和菓子は派生したものだそうで。

千年前と変わらぬ姿で今に伝えている歴史あるお菓子なんですって。

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「清め」の意味を持つ7種類のお香をこし餡に練り込んで、小麦粉と米粉で金袋型に包みゴマ油で揚げたもの…なんですって。

確かにその通りの味がします。

 

…食べた印象としては正直、なんか高校生の時に食べた「大徳寺納豆」の事を思い出しましたねw

コチラ「清浄歓喜団」は丁字、シナモン、白檀の香りを感じますので。

おそらくはそれが「お寺」を想起させるのだと思います。

「清浄歓喜団」=「美味しいお寺」です。