山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

漫画を大人買い

ゴールデンカムイ」の連載が終わってしまったら、ワシはすっかり漫画を買わなくなってしまいまして。

一応、アプリで「チェンソーマン」と「ダンダダン」は読んでますけど。

マンガ本を買うのは今や我が家では弐号機の仕事になっております(彼女が漫画を買ってきて、一家で読むというスタイル)

 

漫画を読んでいるけど、自分ではマンガ本は買わない状態。

「コレって良くないわね」

と思ったんです、先日、フト(倒置法)

「そうだ自分のためだけのマンガ本を買おう」(「ゴールデンカムイ」も最初はワシしか読んでなかったけど、最後は結局親子三人で読んでいたし)

と思ったんですね。

そして買いました↓

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萩尾望都王妃マルゴ」1~8巻 \ドドーーン/

一時期、我が家でTSUTAYAのレンタルコミックを借りてきて読むという行為が流行ってた時期がありまして。

その頃に「王妃マルゴ」が連載されてたので、「これがレンタルに出たらまとめて借りよう」とか思ってたら、ついぞレンタルに単行本が出ることはなかったというw

実に悲しい思い出のある本であります。

連載中に飛び飛びに読んでたので、「いつかはちゃんと読もうね」と思ってたのに、このままではワシの寿命のほうが先に尽きそうなんで(;´∀`)思い切って大人買いしちゃいましたよ!

 

※今、思い出したけど、ヒラコー平野耕太)の「HELLSING」も「DRIFTERS」もワシが買ったけど、家族は誰も読んでませんねwワシ専用マンガ本です。

 

で。「王妃マルゴ

歴史ものというか、フランス王室の内幕ものなんですけど。

まー、面白いですよね。

ヴァロア家の滅亡とブルボン家に入れ替わるフランス王室の歴史。

世界史で習った「ナントの勅令」の詳しい経緯。初めて知りました(゚∀゚)

まー。有り体に言えば、マルゴって愚かな女なんですよ。その愚かさ故に波乱の人生なんですけどね。でも、この物語の終わり方、収め方。とても良いですね。

あれもこれも歴史の中に沈殿してゆく物語。

それを実は残酷な物語なのに、割りと軽く、ダンス劇でも見るかのように展開させていく萩尾望都の手腕には感心してしまいました。

 

そして物のついでだ、チャラーーン☆

ポーの一族」の続きも買ったのです↓

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家が焼けおちて消えてしまったアランと一人残されたエドガーの「その後の物語」が読めるなんてねえw

「長生きはするもんですね!」(゚∀゚)

なんと、あの火事時間からの続きの話になっております。

そして読んで驚いたのは、「萩尾望都ポーの一族とはそもそも何なのか?を描こうとしてないかコレ!?」というところです。

いままでホンワリと「だって吸血鬼の一族なんだもん」「どこから来たのかなんて知らなーーい」「古い一族よ」程度の定義だった「ポーの一族」の起源を明らかにしようとしている気配がします。

往年のファンも読んでー。