山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

雑な女が雑な酒を飲む

さて。知ってる人は知ってますが、ワシは「ほぼ下戸」であります。

飲めないこともないけど、基本、酔っ払うってことがなくて、酒を飲むと全身赤くなり、なんだか痒くなって、ボリボリしているうちにただ眠くなって寝てしまいます。

なので、人生においてほぼ「酔って気持ちよくなった経験がゼロ」なのであります。

気持ちよくなってみたいものですが、体質だからどうしようもありません。

 

ただこんなワシでも、今の家に引っ越してきた当初(25年前)、何度か梅酒をつけたことがあります。

しかし作ってみて、半年過ぎたあたりの飲み頃になっても、いざ飲んで見れば、アルコールがきつくて(;^ω^)「うひゃ、飲めねーぞこれ」状態でしたw

なので、数年間は飲まずに「作っては貯める」という事をしてたんですね。

 

そして梅酒と同時に、庭の枇杷や山からとってきたヤマモモでも果実酒を作ってたのですが、これは結構ちゃんと飲んでました(作る量が少量だし、単純に美味しいから)

 

んで、今年。

ガス台を交換するついでに台所の整理をしまして。

梅酒を一つの大きな瓶にまとめまして。

ついでに残ってたヤマモモ酒とかも混ぜ込んでw(ワシはものすごく大雑把なキャラクターである)

「いつか飲み頃になったらいいな」(つまり「下戸のワシでも美味しく飲めるくらいマイルドに熟成されたら嬉しいな」という意味」)

と思ってたのですが。

数日前、ふと、気まぐれを起こしまして。

梅酒とヤマモモ酒のハイブリッド「自家製雑酒」をちょっと飲んでみたんですね↓

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※梅酒にしてはなんだか色が赤いのはおそらくヤマモモのせいです

 

一口飲んでびっくり!

すごくマイルドで美味しくて…お酒はほぼ感じませんでしたw

おそらくは残ってた梅みつとか果実酢も混ぜ込んだせいだと思うんですけど…

 

しかも飲むとなんだかさっぱりと爽やかで、甘くまろやかで、なんだか残業続きで疲れてた体に染み渡りました。

「なにこれ美味しい!」と自分でやっといてすごくびっくりしましたね(゚∀゚)

 

その昔、ワシが22歳の頃亡くなった祖母が、作ってくれた梅干しと梅酒を後生大事に持ってて。

30歳ごろまでそれを大事に大事にちびちびと食べたり飲んだりしてたのですが。

ソレを思い出させる味でした。

おそらくは、レシピとか本当はどーでもよくて。「寝かせる」「熟成させる」ソレだけが、この雑酒づくりには良い効果があったんでしょうねw