山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

母の職能(昔取った杵柄)

昨日はちょっとお仕事で混乱するような出来事(ワシは悪くないのに理不尽な出来事が起きた)があって。
すっかり気持ちがやさぐれてしまって、家でつましく夕飯を作るのも面倒だったんで。
「珍しく夜のお出かけでもしますか」って事で、夕方から街なかへ出かけました。


※餃子屋の前に佇む怪しい人影(弐号機)


※お正月らしく、瓶には梅の花が投げ入れられてました


※「金魚に触らないで」の注意書きあり
「金魚に触る人とかいるの?」と不思議な気がしましたが、外国人旅行客とか酔っ払いならありえるのか??

美味しい餃子を食べて元気を回復。
(有名店なので、店内は「撮影禁止」有名俳優や歌舞伎役者、ミュージカルスターなんかが来店する店だかららしい)
すると弐号機が、
「大学の卒業式が終わったあとの謝恩会にはみんなドレスで参加するらしい」とか言うですよ。
そう言えば、ワシのときもそうだったような…
ワシはドレスじゃなくて、バイトしてためたお金で買った4℃の一張羅の良いワンピース(1950年代のディオールのコピー)で参加した記憶があります。

「良いドレスなら安くても3万円くらいは覚悟したほうが良いやろ」と申しますと、弐号機が(´・ω・`)ショボーンとした顔になり。
「今、200円しか持ってない」とか言うですよw
「そんなんお母さんが買ってあげます。心配しなさんな」と言いました。

一応リサーチするために、弐号機に確認を取りますと↓
・去年の謝恩会の写真を見たら、皆さん色んな色のドレスを着てた
・別に肩が丸出しのイブニングドレスとかではない
・ちょっといいワンピースくらいの感じだった

とのことなので、ワシは弐号機に向かって、
「わかりました。探しましょう!イメージは決まりました、上品なスチームパンクで行きましょう」と宣言しますと、
弐号機がびっくりして、
「え!?イメージはもう決まっているの!?」と申します。
「もう母の中ではイメージは決まりました。ハードなミリタリー調の上半身のコーディネイトで、下半身はロマンチックなイメージで丈は長めに、靴は袴の時の流用でヒール付きのクラシックな編み上げブーツのままで、帽子や手袋でアクセントを付けて、アクセサリーも揃えます」
と宣言しました。
弐号機はますます驚いて、
「そんな、思ったとおりのデザインがなかったらどーするの!?」とか言うので。
「探しゃああるやろ?」とそのままセール中のH&Mに突入しました。

すると、弐号機が「これが素敵…」と黒の総レースのロマンチックなミディ丈のワンピースを持ってきました。
「わかりました。では、これにはこれを合わせましょう」と黒革のライダースジャケットを合わせて、
「以前、GUで買ったレギンス付きのチュールスカートがあったでしょ?アレをこのワンピースの下に穿けばスカート部分のボリュームが出ていい感じになる筈やで」と言うと、弐号機が、
「え!?そんな事して大丈夫なの?」と言います。
「このままじゃボリュームがなくて下身体の線も出すぎるしレースでスケスケだからそれくらいやった方が上品に見えて良いのです」と断言するワシ。

「でも上半身はどうするの?」と言うので、
「黒のブラの上からシルクの黒のキャミソールをつければ上半身のガードは万全です」と言いました。
「なるほどー!」と弐号機。
あとはコレに合わせて、ファーの飾りのついた手袋とベレー帽、金のアクセントの付いたループタイ状のネックレス(100円w)も購入。
締めて12000円ほどで完璧なコーディネイトが出来上がりました。

家に帰ってブーツ含め全部装着してみたら(安いGUのレギンス付きのチュールスカートも)
もう完璧!
上品だけど、ハードでスイートなコーディネイトでした。多分、こんな格好では誰も謝恩会に来ないしw
めちゃくちゃお洒落でしかも個性的!弐号機のちょっとダークさを含んだラブリーでスイートな印象にもピッタリと合います(知っている人は知ってるが弐号機は見た目が凄く良い)
母は自分の才能が恐ろしいよ…←自画自賛