山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「アイヌモシリに生きる」

NHKで放送されたドキュメンタリー「アイヌモシリに生きる」を見ました。
今、ブームのアイヌの生活ぶりが見られるのかな?と見始めたらまあ、これが酷いお話で_(:3」∠)_
せっかく、アイヌ民族への理解も進んで好意的に受け取る人も増えてきているのに現実のアイヌの代表がこの人達とか思われたら…なんだかものすごくネガティブな気持ちになってしまうんではないかしら…と感じる内容でした。

差別され迫害された歴史がある…というのはわかるんですが。
アイヌの家庭の息子さんが「北大の大学院に行くか就職か進路を悩んでいる」と父に相談したら。言下に、
「お前はアイヌとして生きろ。就職なんか考えるな。大学院も行くな。なーに金の心配ならするな」
とバッサリと言い放つシーンがありましてね。

「え??息子さんは優秀そうだし、大学院に行きたいっぽいのに、なにその金の心配はするな、アイヌの活動家として生きろってソレはどーなのよ。息子さんが自由に生きる権利はないんかいこの家では」
となんかもやっとしました。
おそらくそれは、差別の歴史を受け継いで語り継いで憎しみを継ぐことでなんかしらのお金を生むシステムが現存しているってことの証拠なんでしょうな。
差別がお金を生むと言うか、利権を生むんだろうなあという印象を受けました。それはよく言われるBやZと似たようなシステムなのかもしれません。
アイヌで食べていく(差別を商売にする)」って道があるんだろうなあと暗澹たる気持ちになっちゃいましたね。

先祖の墓も日本式に作って埋葬してたのに、「やっぱりアイヌ伝来の墓に埋葬し直すぞ!」と突如ユンボで墓石を壊し始め(;´Д`)暴いた墓から先祖の骨を集めて黒いゴミ袋に入れて(;´Д`)近くのユンボで掘った穴にばらまいて土葬し直す方が出てきたりとか…
色々強烈なドキュメンタリーでした。

でも最大の驚きは、北大がアイヌ民族の遺骨を研究用に保管してて、それを返還するという事があったそうなんですが。
その場に北海道大学の副学長が正装して現れてたんですが、アイヌ側の代表者の男性が座ってふんぞり返ったまま、
「ごらあ、謝罪せんか!」みたいに恫喝したんでぶったまげてしまいました。
別に副学長がアイヌの墓を盗掘して骨を集めたわけでもないのに、謝罪しろって…(;´Д`)
※一応副学長は「骨を今まで管理してて申し訳なかった、お返しします」的な事は言ってた。

「これが噂に聞くプロアイヌか!?」とぎょっとしました。
そしたらそのアイヌのおっちゃんの暴言に呼応するように、北大の准教授って人が、
「みんなでちゃんと謝りましょうよ!謝罪するのが私達の務めではないんですかああああうわああああああ」
と気が狂ったみたいに芝居がかった変な茶番を始めてしまって( ゚д゚)ポカーン

番組冒頭に出てきた北大の大学院に行っているって女性も変な芝居がかった事やってたし。なんかポエムな変な論文書いてたし。

もしかして「北海道では茶番がトレンドなの?」という思いを持ちました。変な世界でした。
でもこの准教授ってひとにかっぱの霊がついているのが見えた気がしたので、全てはかっぱの悪霊のせいなのかもしれませんね。泣き叫んで「謝罪しましょうよおおおおおおお」と怒鳴っている准教授はどう見てもかっぱでしたから。

なんかもう普通の日本人にとっては全体的に、
アイヌ、コワイ」という印象を与えて「コワイから触らんどこ」と思わせるような番組でしたね。
NHK的には「また美味しい反日番組できちゃったなあ」と悦に入っている気配もしますが。
でもこれネガキャンにしかなってませんから。せっかくの「ゴールデンカムイ」が作ってくれたアイヌに対する良い印象をNHKと活動家が一緒になってぶち壊すてのはよくねえなあ(単純に)