ただいま、こんなキャンペーン中ですねん↓
面白い漫画はどんどん読まれるべきだし、「ゴールデンカムイ」は掛け値なしに面白い漫画だから、オススメするですよ。
そんな中でちょっと気になる出来事が少し前にありまして…
ポリコレ的に「ゴールデンカムイ」はセーフだけど、藤本タツキの「ルックバック」は違う_という言説であります。
藤本タツキ先生の「ルックバック」少し前に拙ブログにてもご紹介申し上げた、衝撃の大名作であります。
「え??なんでえ???」
ワシはアタマが悪いので、この言説が全くコレが理解できませんなんだ。
しかも、この言説により、結果的には無料公開されていた「ルックバック」は漫画中のセリフを変えてしまうことになってしまったんですな…
「え??なんでええ???」
やっぱり1ミリも理解できないワシ↑
藤本タツキ先生の「ルックバック」では漫画中のクライマックスシーンで、通り魔的な殺人者に襲われるシーンが出てくるのですが、そのセリフが「京アニ放火事件の犯人を思い起こさせるようなものだったから」なようですね。
でも、犯人(加害者)が「統合失調者による犯行」とは作品中のどこにも書いてなかったような??(記憶違い??)
なのになんで、「統合失調症の患者に対する差別を助長する」と受け取ったんでしょうか??ここが最大の謎です。
職業的な事情(この言説を発表した斎藤先生は精神科医)により、過敏に反応してしまったような気もしますが。
ワシとしてはあの犯人像は、「主人公たちが漫画家にならない(なれない)分岐を選んだ末に、あり得たかもしれない、もう一つのタイムラインの人」
であると感じたんですよね。
だから余計に悲しみと怒りを持って描かれているとワシは受け取ったのですが…
その昔、子供の悪口に「お前の母ちゃんデベソ」てのがありましたが。
自分の母親を侮辱されたという文脈で受け取って怒る_のが普通なのかもしれませんが、ワシは「うちのお母さんデベソじゃないし、何言ってんだコイツ」くらいにしか思わなかったので。
同じ表現でも過剰にシリアスに受け取り「差別だ!!差別反対なのだ!!」と憤る人も世の中にはいるって話なんだろうな…(そこまで拡大解釈して、どこの誰ともしれぬ人の「お気持ち」を慮れば、その作品のダイナミズムは失われる、手足が縛られるという気がする)
_程度にしか受け取ってなかったので、今回、実際にジャンプ編集部から謝罪が出て、「ルックバック」中のセリフが改変されたことは…これは一大事だと思うですよ。表現の自由はどこに行った!?
これはジャンプ編集部は名指しで指摘されようとも、改変に応じる必要はなかったのではないか?と思うのがワシなんですが。
昨夜、弐号機が「なんでこんなヤツの苦情を真に受けるんだよ。コレはコレで変えませんてジャンプ編集部は突っぱねろよ押し通せ、藤本タツキ先生を守れよ」と言ってたので。
そのように感じているのはワシだけではないだろうなと想像がつきました。