弐号機が鼻息も荒く、「すごい漫画を読んだ!!」と言うので、ワシも読んでみました。
「チェンソーマン」でお馴染みの藤本タツキ先生の最新作読み切り「さよなら絵梨」
で、ありますよ↓
前作「ルックバック」がかなりの問題作で(ワシは素晴らしいと思ったけど)
その周囲に尾ひれのようにしてくっついてきちゃった「その後のエピソード」が強烈過ぎて。
表現の自由とか漫画家が描くことの意味みたいなことまで論争の俎上に上がってしまい、なんとも気分の悪い展開があったりしたのですが、今回はさて。
※この論争のことは実はタツキ先生にはなんら瑕疵はないというのがワシの意見です。念のため。
芋引いたジャンプ編集部と頓珍漢な難癖つけたレビューが不味いとのスタンスであります。
核心を捉えられないレビューのお気持ちにいちいち反応する義務はないというのがワシのスタンスであります(つまり無視推奨ってこと)
読んで最初の印象は↓
「たつき先生、映画『ぼくのエリ』をご覧になったのね」(´∀`*)ウフフ
でありました。
それ以上でも以下でもない。
「でもまあ、みんなあの映画を見ると、あの設定が自分に降りかかってきたら?自分ならどうするのか?って思うよね」程度のことであります。
そして映画「ぼくのエリ」の事をつらつらと思い出します↓
そしてついでに思い出します。
「あの映画、肝心な部分が日本ではボカシ入りで公開されて、恨み節100万回だったよね」( ˙꒳˙ )
物語の核心部分、エリは本当は何者だったのか?が明かされるシーンが別にポルノでもないのにぼやかされて、「今の何!?」と映画を見たあとに頭上がクエッションマークだらけになった思い出があります。
結局わざわざ検索して、正体が明かされるシーンの本当の部分を確認しましたもん(そこでようやく納得するという流れ)
というわけで、この「さよなら絵梨」という読み切り、「ぼくのエリ」の影響も当然ながら、実は漫画「血の轍」の影響も遠からずにある気がしました。
「血の轍」より、主人公のお父さんがちゃんとなさっている部分も良かったです(こなみかん)
そして一番好ましかったのは「あくまで爆破エンド」なところ。
先日、参加して感動したZCONでさえも、グッドでもバッドでも爆破エンドでしたもんね(゚∀゚)