山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

沈黙の戦犯を探る

昨日、1971年製作の篠田正浩監督の「沈黙」を見てたときにね。
バイトに行く前の弐号機が隣りにいたんですけど。
あまりにも流れる音楽の面妖さに驚いて、「コレは何の映画なの!?」と言ってましたよw

確かに前衛音楽っつーか、大昔のSF映画で流れている「宇宙の音」(宇宙に音はないけどね)みたいな面妖な音が途切れなく流れててそれが画面を邪魔しているんですがw
「これはね…前衛音楽っちゅーものなんだよ」と解説すると、
「…ワイにはまだ早すぎたようだ…」と言うので笑ってしまいました。

昔の大映作品とか見ていると音楽が武満徹とかだったりしてガチで前衛音楽が流れているんですけどね。
それも結構面妖な雰囲気が漂うのですが、これもなかなか。
というか、画面に合わなさすぎて違和感しか無いw
調べたらこれも武満徹作品でした。

本当に取ってつけたような音楽でここでも篠田正浩監督のセンスの悪さが遺憾なく発揮されています。
ワシが爆笑したラストシーンも、脚本が篠田正浩監督自身なんで、やはり「戦犯は篠田正浩」ってことのようです。