山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

RETURN TO THE THIRD MOVEMENT TOUR Vol.1@福岡beat station

行ってきました弐号機ちゃんとワシとで、通称「第三期再現ツアー」
今回、beat stationは初めてだったんですけど。



本当に電車の音がしてて笑ってしまいました(西鉄電車の高架下にあるライブハウスなので)

この日が強烈に寒くて…
天気予報では一応、「年末くらいの寒さ」と言われてましたが、本当に寒い!!
びっくりしてしまって、会場入りする時はコンビニでホッカイロを買って装着して入りましたよ。

演る曲は全曲わかっている。
20年前にリリースされた「Please,Mr.Lostman」とその翌年にリリースされたアルバム「LITTLE BUSTERS」、この2枚のアルバムからの楽曲を全曲演奏するというツアーです。
当時ライブハウスでピロウズを見てた人も、当時見てなかった人も、体験できるようにと企画された、ピロウズの歴史の中で輝かしい偉業とも言えるべき日本語ロック史に燦然と輝く名盤との誉れ高い二枚のアルバムを、アルバムリリース当時そのままの姿で演奏しようというツアーですよ。

当然、メンバーの入場音楽も今使っている「Kelly's duck」

KELLY'S DUCK  by SALON MUSIC ( the pillows Live SE )


じゃなくて、
当時使われてた「Stompin' Wheel 」ですよ!!

Stompin' Wheel by Salon Music (the pillows Live SE)


こんなところから再現してるんですよw嬉しい!*1ワクワク

この日、真鍋代表は新しいギターでした。
Sago製のジャズマスタータイプのルチル(だと思う)
茄子紺のボディにつや消しの金色のピックガード。
「かぶいてるぅー」と思いましたw織田信長か(色的な印象が)

そもそもbeat stationて300くらいのキャパの印象だったんですけど…
この日は600近い人が入ってまして。それこそ立錐の余地もないって感じで。
久しぶりに「皆さん、前にお詰めください!後ろのお客様が店内に入りきれてません!」というアナウンスを聴きました。

しかもいざライブが始まれば、演奏内容は力演に継ぐ力演で。
「(才能はあるのにそれが認められず、セールスにも人気にも今ひとつ繋がらなかった)不憫な二十代の頃のさわお青年を抱きしめてヨシヨシ」するような印象で、見ている方も気持ちがぐっと来てしまって、同時に背後からバスターズの「押し」もググググ&ドドドドドッと来てしまいましてw
圧縮とモッシュがすごくて久しぶりに酸素不足を感じました。

この日のMCも、笑いあり、涙あり。
真鍋代表の「あまり自分の演奏に入り込みすぎないようにしようと思ってて…」から始まる、まだBe-1が博多駅の筑紫口にあった頃の思い出を話しておられるうちに、当時の「もっと上に行きたい!次のステージに行きたい」と強く願ってたなんて思い出を語る頃には、そのMCを聴いてたさわおさんの姿がね…
何とも言えない、何かを噛みしめるような表情で聞かれてて…「泣いちゃうんじゃないの!?」と思ったほどでした(泣かなかったけど)

「Nowhere」も久しぶりに聞けたし(6年ぶり?)元アレンジの「ブラックシープ」は初めて聴きましたよ。
観客の熱気と外の気温の低さの差が激しすぎて?
楽屋に向かう廊下の表面が結露してて水浸しのびしょびしょだったそうです(さわお談)
アンコールでステージに戻ってきて、「すごい!靴裏がびっしょりで俺の足跡がついてる!」とさわおが驚かれてました。

この頃にはワシも後ろから押されて押されて、最初は6列目くらいに居たのに、気がついたら2列目に居ましたよ。
ダブルアンコールの時に、観客たちからさわおに向けられて自然発生的に投げかけられた「ありがとう!」コールに。さわおさん、感動なさってましたね。一瞬怯んだように見えて、でも嬉しくて感動したみたいで、目がうるうるっとされてました。
あなたが作った楽曲に心を魂を、人生を救われた人たちが今日集まっているんですよ…と知らせたかったですね。
さわおの両目から涙が零れ落ちそうで、「あ、泣いちゃう」と思わずワシが声に出して言うほどでした。

このシリーズ、この後、Vol.2、Vol.3と続くらしいのでお楽しみに!
年に一回この再現ツアーをやってくれると地方ファンは嬉しいぞ(゚∀゚)
さわお的には「スマイル」の「クタバレニンゲンドモ!」で脳の血管が切れることをきぐしているようでしたが…いやー、みんな聴きたいと思うよ、生「スマイル」

信じられないくらい汗みどろになって、半袖Tの下に着込んでたタートルネックの長袖Tが汗でびっしょりになってました。
終演後、弐号機ちゃんが「知ってたけど…改めてストレンジ・カメレオンて、すごい名曲なんだと思った…涙がドロドロ出た」と申しておりました。
そうだよ、この子は8歳の時からピロウズのライブに通っているのに生で「ストレンジ・カメレオン」を聴いたのは今日が初めてだったんです。
「11年かかったのか…長かったな」と言うワシ。


※福岡ライブ終演後の皆さん。この日はアヒト・イナザワ氏も見に来られてたのね。

*1:o(´∀`)o