山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「けものフレンズ」にまんまとハマる

テレビ東京でやってた深夜アニメ「けものフレンズ
うちの弐号機ちゃんが春頃にまんまとはまってて、ワシにやたらとお勧めしてきてたのですが(この子は受験期に何やってたたんだか)
最近、テレ東社長の肝いりで、「こんなアニメはちゃんと子どもたちが見る時間にオンエアーしなさい」と言う事で。
夏休みのこの時期、再放送が早朝にあっているんですね。

初号機のところの幼児Pもまんまとはまってて(確かhuluで見てたので)評判は散々聞かされてたのですが。
ワシ自身は、無料公開されてた第一回しか見たことがなくて。
そのオフビートな?3Dアニメの絵柄と動きに「不思議なアニメだなあ」という印象しかもってなかったんですね。

ところが。この再放送中のアニメの第三回「こうざん(高山)」を見てこのアニメの魅力にまんまとハマってしまいましたw
いわゆるこのアニメ…SFでして。
ジャパリパーク」と呼ばれる人造のアフリカ大陸みたいな場所に迷い込んだ人間の少女「かばんちゃん」が「フレンズ」と呼ばれる野生動物を人間に改造した生き物たちと出会って冒険するという内容です。

これはまさに、可愛いメスしか出てこない「モロー博士の島」ですよ。H.G.ウェルズですよ。

ワシもこの本は、小学生の時に読んで憧れましたねえ。
でも豚人間が手を繋いで歌って踊るのを主人公が見かけるシーンあたりから怖くなって、「ああ、これがほんとうにある世界じゃなくて良かった」と心底思いました。

さて、この「けものフレンズ」の魅力に気がついた第三回「こうざん」は、主人公のサーバルちゃん(サーバルキャット)とかばんちゃん(どうやら最後の人間の生き残りらしい)がバスの電池を充電するために、高山の頂上を目指す_というお話でした。

この高山の頂上にはアルパカさん(もちろん、元アルパカ)が居て、お客さんも来ないのにカフェを営業しています。
石造りのオシャレなカフェなんですが、屋根に太陽光発電の装置がついててその電気で調理するんですね。
アルパカさんは誰も来ない高山の頂上で、たったひとりで毎日お茶を入れてお客さんを待ってるんですね。
しかも、あまりにも人と交流しないのでものすごく訛っているですねw

店主のアルパカさんは、一人で図書館で勉強して、「カフェを作ればお客さんが来るらしい」と知ってカフェを作ったものの。
あまりにも山が険しいのでなかなか山を登ってまでカフェにくる人が居ないから、お客が来ないって事に気が付かないんですね。
そこで、かばんちゃんは、「草をむしって看板代わりにすれば、空を飛ぶフレンズがカフェに気がついてお店に寄ってくれるのではないか?」と提案します。
(フレンズは全員可愛くて素敵なんだが、全員、微妙に知恵が足りない)

そして山頂にかばんちゃんを抱えて飛んできてくれた朱鷺さん(もちろん朱鷺 得意技はものすごい悪声で歌う「わたし〜〜わ〜、トキィ〜〜、仲間を探してーるのーー♪」と言う怪音波自作ソング)もアルパカさんのカフェを気に入り、「また来るわ」と言います。
なんでしょうな、この孤独な生き物同士が偶然出会い、お近づきになる、友情を育むという…
単純な話ですが、シミジミと何故か感動してしまいました。

TVアニメ『けものフレンズ』主題歌「ようこそジャパリパークへ / どうぶつビスケッツ×PPP」