山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

男のロマン

昨日からツイッターで話題沸騰のこの記事↓

「ちょいワルジジ」になるには美術館へ行き、牛肉の部位知れ

話を要約すればこうです↓

「定年後は好きなように生きたい」「まだまだ女性にモテたい」──そんな“枯れたくない男性”のための雑誌が誕生する。その名も『GG(ジジ)』。創刊するのは「ちょいワルオヤジ」の流行語を生んだ伝説の編集長・岸田一郎氏(66)だ。新雑誌のコンセプト「ちょいワルジジ」の極意とは──。

「きっかけは美術館」
「美術館なんて出会いの場所になり得ない」と思うかもしれませんが、実は1人で美術館に訪れている女性は多い。しかも、美術館なら一人1500円程度だからコストもかからない。
うんちくを仕込んで出かけて、美術好きのサブカル不思議ちゃん女子をゲットして、レクチャーしてやりつつのランチでもごちそうして(当然、店のリサーチも十分にしておいて)食事のついでに口説いておいてあわよくば、牛の肉の部位の説明をしつつのボディータッチで仲良く一緒に昇天しよ?0(:3 )〜 _('、3」 ∠ )_

みたいな不気味な話題なんですなw

「なんだよ結局はタダマンしたいって妄想かよ!?若い女が欲しけりゃそれなりの店に行って金を払いやがれ!!出費をケチるなクソジジイ!!」

と、思ったんですけど。
つまりこの「カネがかからないで若い女とタダマンできそうなシチュエーション」てのが大事なんでしょうね。
爺さんたちの妄想を刺激して、「コレなら自分にも出来るかも?」と思わせておいて、おお、雑誌が売れる売れるみたいなw
実際に行動に移す馬鹿者はほぼ実在はしないのでしょうが。

「そうか俺も、日曜美術館芸術新潮で知識を仕込んで美術館に行けば…若くて可愛いサブカル不思議ちゃんと、あんな事、こんな事でなんやかんやあって、日曜日のデートできちゃうかも!?」
とお金のないおじいさんたちにファンタジーを与えて…このクソジジイは金儲けしているんですねw
この人が売っているのは雑誌を介したファンタジー(エロ含み)であると。

くっそ笑えるじゃねえかあがはははははは

おじいさんがおじいさんを搾取してますよ!!(大声)
この編集者、「ワルジジ」じゃなくて「極悪爺」じゃあねえかw

で。ふと思い出したんですけど。
昔、BRUTUSで一般人参加の写真コンテストがあって。
そこで優勝したのが、海辺で若い男性のヌードを撮影してたハタチ前後の娘さんだったって事がありまして。

もうおじさんたちがこの受賞に大興奮してて(自分たちで選出して優勝させといて大興奮という不思議w)、糞みたいですた。

「この女の子はね、きっと新潟の大店のお嬢さんで、親に反抗して医大に通っているんだよ」「きっと孤独な少女なんだよ」とかおっさんたちの妄想大会がかしましくて。
ワシ的には「多分、このフルヌードの若い男が撮影者であるお嬢さんの恋人なんだろうな、撮影者の萌え萌えした視線の感じがよく伝わってくる写真だわ」という印象だったので、この写真から受ける印象は。
「若い男女、青春だねえ、結構結構」程度だったんですけど。

おっさんたち、そこに自分が付け入る隙を必死で見つけようとしてて単純にキモイw
こいつら絶対おおばかもんだろ」と強烈に思ったことをよく覚えています。
レズビアンのラブシーンに自分も割り込みたいみたいな?話の例えがなんか変でしょうか??

ま、それが「(この編集者が考える)男のロマン」なんだろうなあと思うと、あながち狙いも外れてなさそうですな。