山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝

まだまだ続くぞDVD地獄!
初号機が「なんかコワイのが見たいのー」とか言うので(どうも「ミスト」の後味が悪すぎて立ち直りたいらしい)ラーメン食べに出かけたついでにレンタル屋に立ち寄って。

「おお、ワシはコレを見たかったのだよ!」とレンタルしました↓
ツイ・ハーク監督作品ジェット・リー主演(なのか?)「ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝」

ワシが香港映画にハマるきっかけになったのが、実はこのツイ・ハーク監督のおかげでして。
「上海ブルース」「皇帝密使」「鉄甲無敵マリア」80年代の彼の作品に魅せられて、香港まで行っちゃうくらいに好きでしたw

そんなツイ・ハーク監督の3D作品だそうで。ふむ。
「なるほど色々飛び出してくるシーンが多いわけだー」(^_^;)
(今、ウィキを読んでいたらこんな記述が→1988年のアメリカ合衆国のバンド、スパークスのアルバム『官能の饗宴』の中に、ツイ・ハークへのトリビュート・ソング『ツィ・ハークは映画監督』(原題:Tsui Hark )という曲が収録されている。スパークスは後に「ロン・メイル&ラッセル・メイル」名義で1998年の『ノック・オフ』の音楽を担当した。 w(°O°)wワシと初号機が大好きなスパークスツイ・ハーク好きだったかw)

話は_相変わらずとっちらかってますなw
色んなエピソードが(しかもそれぞれで一本の映画が撮れそうなぐらいの面白さ)がより合わさって、クライマックスの大砂嵐(関取じゃないよ)のシーンへと雪崩れ込んでいくのですが。
美男美女が繰り出す武侠シーンも素晴らしい。
「コレが見たい!」という子供時代の夢を叶えてくれるシーンの数々。

「ああ、ツイ・ハーク指輪物語撮りたかったんだなあ、ああ三国志とかも撮りたかったのかなるほどー、おお、カリオストロの城もかwなるほど」
と映画を見る間、膝を叩き続けるワシでありました。

ツイ・ハークのミーハー魂炸裂!
今の香港映画はどれもこじんまりとまとまってて脚本の破綻も少ないしwそのかわりに情熱とか無邪気な「映画好きの心」は失った気がします。

「なんと、ココにはそれがちゃんと残っているじゃないか」
目から鱗がハラリ
ツイ・ハークはハリウッド進出したものの大成功とは行かなかった(ワシは好きだがのハリウッドで撮った「ダブル・チーム」とか)
生けるレジェンドは古き良き香港の空気を残したまま、映画を作り続けていたんですね。嬉しいですね。

※この映画と言い「テラコッタ・ウォリア」といい、繰り返す運命というか。
砂と長い年代の繰り返しがテーマの作品て子供の頃に見たなと思ったら、元ネタはハマー・ホラー作品の名作「炎の女」なんですな。

みんなあの映画が好きだねえ(´ω`)