山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「歩きつづけるかぎり 〜遅咲きのロックバンド 怒髪天〜」

深夜にNHK北海道制作のドキュメンタリー番組をやっていたので録画して見てみましたよ↓

NHK総合テレビ・全国放送
「歩きつづけるかぎり 〜遅咲きのロックバンド 怒髪天〜」
とうとう全国放送が決定!!
DOHATSUTEN三十路(ミソジ)まえ "カムバック・サーモン2013 男の遡上" に密着!!
OA:6月5日(水)26:25〜


これは、来春結成30周年で武道館公演が決定しているロックバンド怒髪天が、北海道各地に散らばっている自分たちの出身地をめぐってライブをする様子を追ったドキュメンタリーです。
自分たちが生まれ育った街(札幌市白石区余市、留萌、千歳)のライブハウスや公民館みたいな集会所?でお客さんや親族、幼友達を前に熱演する様子がさすがに…ぐっとくるものがありますね。

坂さんの親族一同が、全員なんとなく坂さんの面影があるところとかw
その土地に根ざした人々と、東京に行き、見事一旗揚げて生まれ故郷に錦を飾るメンバーの様子が感動的でしたね。

ロックをやりたくて、黙って(電電公社の)仕事をやめて上京した王子(ギター上原子)が母に送った詫び状。
ソレに応える母の深い愛情には泣かされました。
お母様も天国で、きっと武道館公演の事を喜んでらっしゃるでしょうね。

周囲の深い愛情と理解があったからこそ、怒髪天は30年も続いて、音楽を諦めること無く歩き続けることが出来た。
彼らは本当に、立派に、何かを成し遂げたんだなと理解出来ました。

吹雪の吹き付ける中、肩や頭に雪を積もらせながら半袖Tシャツ一枚で開場を待つファン。
その年齢層の幅の広さ。
みんなの怒髪天の音楽に、メンバーに向ける無償の愛情。
しみじみと涙腺を刺激させられる内容でした…
ここにもまた、バンドを支えるものと支えられるものとの間の美しい図があったのです。


武道館にまでお祝いに行けないけど、心からその成功を祈念して居ますよ