山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

日本ロックの歴史に思う

最近、夜にNHK-BSで「日本ロックの歴史」みたいな番組をとぎれとぎれに不定期で放送しているのですが…
アレを見ているとワシは微妙に違和感があってなんか、なんか馴染めないですねw

リアルタイムに経験した者としては言いたいことが山ほどあるっつーか。
「そもそも日本語ロックなんて当時、ほぼゼロだったし」
とか色々言いたい。
なんか、いいように(生き残ったものだけに許される)歴史が捏造されている感があって、ワシ的には違和感ありまくりの番組であります。

まー、「言ったもん勝ち」?つーんですか??
みんな、あんなんに騙されちゃダメですよ。

当時の<a href="http://www.hmv.co.jp/news/article/502140037/">ワンステップフェス</a>の話とかもやってたんですけどね。
何故か、1974年に突然、ウッドストックを真似たようなイベントが東北で突然行われて。
「今更、ウッドストックでもないでしょうに。しかも真似?」
という感じでワシは非常に冷静に見てましたね(ひねた子供だったので)

ラインナップも自分が興味があるバンドがあまりいなかったという事もありますが。
「みんなで集ってなにかお祭り騒ぎして何かが変わって気になって家に帰ってまた普通の暮らしにもどるだけのイベント」
というのに非常に懐疑的だったので(当時はロックフェスにはなんだか半社会的な気分つーか、自分が何か革命でも起こしたかのような錯覚を与えるような変なパワーがあった_百姓一揆みたいな?)
ことさら疑いのまなざしで見ていたって部分もあるんでしょうが。

近年、ウッドストックも歴史的な検証をされる機会が多くなり。
実は団塊世代の傍若無人な振る舞いによって偶発的に引き起こされたイベントだった(決して愛と平和のイベントではなく)ということが明らかにされているので、ワシとしては胸がすく思いですね。

多分、ワシの団塊世代の人に対する決定的な不信感というのはこのあたりに形成された気がします。
「愛と平和」とか「社会を変革しよう」とか「大人は敵だ」とか。
良さそうな御託を並べているくせに実際にやっていることは、明らかな男尊女卑だったり長いものに巻かれる主義だったり自分が気持ちよくなるためなら人を踏み台に平気でするというその姿勢だったり。

いやはや。今は本当にいい時代ですよ。
少なくとも「女子供はロックを聞くな!」とか言われないもんw