山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

Dichten所感

みなさん、昨日のUST生中継ご覧になりましたか?
色んなバンドが出てて面白かったんですけど、女性ベーシストが活躍する夜でしたね。
お目当てのDichtenはトリ。
お客さんは少ないようでしたが、良い内容だった気がします<途切れ途切れだったのであやふやな書き方(ーー;
後日、アーカイブスでちゃんと確認したいと思ってます。

今回は黒いシャツにコサージュ、マイクに真珠のネックレスがかけてあって。
「ふむ、確かに今、こーいうバンドは居ないな」(HiGEちゃんはお花をつけてますが)
と思いました。

先月のUST生中継の時のアーカイブスを後日改めて見たときに、「おお」とちょっと驚いたことがあったので、その事を今日は書いておきます。

えーっと。
まず感じたことは、「実は芯の部分はそんなに変わってはないのではないか?」
というコトです。

てるる時代の自分の思いつき(?)とかその場限りの感情を、力任せに全部ぶつけてきて、何もかもぶちまけるみたいな表現は無くなりましたけど。

でも、なんでしょうこの揺らぐグルーヴというか。
鋭く刺さるようなリズムの中に混じってくる妙に蠱惑的な、人を誘い惑わせるような不思議な揺らめくような音の魅力があるのは。
この手のバンドは実は凄く少ない。
大昔、QUJILAというバンド以来に感じた感覚です。
そしておそらくは、コレが彼らの芯の部分にあるものだと感じます。てるる時代にも勿論ありましたものね。

てるるからDichtenになり、表面的な音楽のスタイルは変わってても、実はライヴで演奏されるその芯の部分はそんなに変わってはないのではないか?と感じました。
(まあ、演奏している人は殆ど同じなんだから、そんなに極端に変わるハズもないんですけど)

人の体の真ん中をつかんで揺さぶるような不思議なグルーヴ。
不安な気持ちになるような、過去の記憶を揺り起こされるような感覚。
コレを「気持ちがイイ」と感じるかどうかは意見が分かれるところでしょうが。
ワシは「官能的である」と感じますね。

人によっては「傷つけられた」と思う人もいるかも。
まあ、ソレは受け手の問題だから人それぞれって事でサラッと流して良いと思いますがw