山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ザ50回転ズのロックンロール地獄!ツアー2

目の前にはモッシュゾーン、しかし、その頭越しには熱いステージが見える。
「うほほ、毛穴まで見えそう」

テレビで見るのと同じで、ダニーもドリーも激しくヒートアップしながら演奏を続けます。
「ダニー、顔芸がスゴイ」
動く、演奏する、歌う、顔芸する、客を煽る!の連続コンポ技でどんどんステージは進行。
「すごいエネルギー」(^^;
47歳、圧倒されておりますが、伊達にロックのライヴに通い続けて30年なのではありません。
「うむ、ここらでもう一つ、思いもよらぬ展開を見せて貰おうではないか、ふぉっふぉっふぉっ」<上から目線(でも、腕は振り上げられて足下はしっかり踊っている)

出かけるときに我が夫は、
「あのテレビで見ている状態のテンションでステージを続けられるのって、せいぜい30分じゃね?50回転ズのライヴって7時前には終わったりしてー、わははは」
と言っておったのですが、うむ、このパンクなナンバーの連続技では演奏者の身が持たない!
しかも、この人たち、水分を殆ど摂らない!!(因みにピロウズは、メンバー全員、ものすごく健康に気を遣っているバンドらしく、実にマメに水分を補給する<脱水症状が出ると、「お花畑が見えてくる」らしいので)
しかもMCも殆どナシで、ガッツンガッツン進行してゆく。
「コレは、まーさーにー、ロックンロール地獄!!」

と思ったところで前半終了。
アコギとウッドベースに持ち替えて、次は毛色の変わったナンバーを聴かせてくれます。
これが思いの外、素晴らしかった!
なんとこの日のハイライトはこのシーンにあったんですね!!

アコギとウッドベースで、ポルカ風?のナンバー有り、アイリッシュパンク風のメロディアスな曲有り。
小林亜星サントリーのCMソング有りw(しかもコレが一番ウケていた)
そしてここで、思いも掛けず、50回転ズはその正体を現してくれました。

「WE ARE THE KIDS」というナンバー。
コレが素晴らしくてねえ、本当に素晴らしくて。
ワシ、聴きながら滂沱の涙に泣き濡れましたよ!もう、こんな経験は久しぶりで(^^;
先日のeastern youthでは下まぶたの縁でなんとか涙のダムは決壊を免れていたのですが、この夜はダムが崩落。
涙が「だ?だ?だ??」と流れてしまいました。

なんという鮮烈な日本語とこの泣きのメロディ。
「ノリと泣きを同時に持つ」という、ワシが好きなバンドの条件をちゃんと持っているバンドだったのです!