山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

てるる...を見たいダケのに_やっと登場編

まあ、かようにワシは「ステージ上から振り付けを強制されるのが嫌い」って話しなダケです。
歌っている人には罪は無い(多分)
盛り上げようと一生懸命なのもよく判った。
「判ったから、早く終わってくれ」(涙目)

__ホントに心が狭いですな。

とまあ、そんなこんなで「地獄の数十分間」が終わり、やっと待望のてるる...の登場であります。
そこで気がつきました。
「お客さん、何人?」
思わず周囲をぐるっと見回して「人数数え」をやってしまうワシ。
最初20人ぐらいだったお客さんは、ちょっと増えて35人ぐらいになってます。
「ワシの予想では50人だったんだけどなあ」(´・ω・`)ショボーン
と考えていましたら、セッティングが終わりいよいよステージが始まる頃には45人?くらいに増えてましたね。

でもココで一つ問題が。
いくらBe-1でもこの人数ではガラガラなんですよ。
そうしましたらね、床に座り込んでいる人も居るんですよ。
ワシ、初めて「ライヴハウスの床に座り込んでいるお客さん」というモノを見ました。
正直、ビックリしました。
その全お客さん45人のうち、10人くらいが床に「体育座り」で「ぺたん」と座っているんですよ。
二十歳前後の人(女性)ばかりなんですがね。

「え?みんな、疲れているの??」と困惑するワシ。
(因みにワシは勤労した後、家族の夕飯を作って食べさせて、ココまで走ってやってきた)
しかもいよいよ演奏が始まるというのに、「前方ガラガラ」
誰も前に行く気配がしません。

「いくらなんでもコレではてるるが可哀想過ぎるだろう!!」
オバチャンは思わず怒髪天になって、ズガズガズガと最前列に行きやがりましたよ!
「もう、バカみたいでもいい。こんな温度が低い会場で演奏したんではてるるの皆さんが風邪をひいてしまう」(ひかないって)
バカみたいでもいい、とりあえず、この「音楽」を「今」を楽しもう。
音楽に溺れよう!

決心して「最前列」に行きましたよ。
そして一曲目「季節の悪戯」の演奏が始まりました。

音のツブツブが全身に降り注いできます。
「あぁ、やっぱりてるる...素晴らしいライヴバンドだ!知ってヨカッタ。今日、ココまで足を運んで、本当にヨカッタ!!」
後は音に躍らされるだけです。
その歌声を、演奏を全身に浴びて泳ぎ続けるだけです。