山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

the pillows LIVE @ NHK BS-2 落ち穂拾い編 3

そんなワシがこの番組中、一番感心(感動?)したのは真鍋代表の発言でしたね。
普段、殆ど喋らないし、自分の本心はなかなか打ち明けない人なので、このテレビのインタビューはどうなってしまうんだろう!?と思っていたのですが。
うん。彼にしては、ちゃんと本当の事を喋っていました。
(でもやっぱり照れがあるらしく、一度としてカメラ目線にはならずに、カメラ横にいるとおぼしき番組ディレクターに向かって喋っている__というスタイルで。でしたが)

その発言に曰く↓

「こんな事を言うと不思議に思われるかもしれませんが、(ピロウズを一緒にやってきたこの18年間は)山中が大人の男になっていくのを(自分は)横でずっと見ていたという気がします。誰かの(作ってきた)ステキなスタイルを借りてくるのではなく、自分の中から新しいモノを生み出せるようになってきた。それからの山中は本当に魅力的で(にこっ♪)」

確かにねえ。
ピロウズ結成時、山中さわお弱冠21歳。まだまだ子供だった時代です。
自分の憧れていたロックミュージックの世界に自分が足を踏み入れた__という事だけで興奮して、きっと「夢のようだ」と思っていた頃だったんでしょうね。

メンバー中、年齢が一番上(さわおより6歳年長)で社会人経験もある真鍋代表としては、バンド結成時はソングライターとはいえ、山中さわおの存在は、多分、今よりも軽いモノではなかったんでしょうかね。
「一番年下のメンバー」で、「末っ子」みたいな扱いではなかったのか?
ちょっとそんな気がしました。

でもなんやかんやあって。ピロウズ暗黒時代の第二期の頃に、
「この人は世間ではまだ全然認められては居ないけれど、凄いソングライターなんだ!俺には判った!!」と気がつく瞬間があって(@「音楽と人」インタビュー)
それ以来、真鍋代表はさわおの書く楽曲の大ファンになっちゃったんですね。
「山中の歌は俺の歌でもある」と断言してらっしゃいますし(@「音楽と人」インタビュー)

よくライヴ中に女の子の客が、真鍋代表に向かって、「ぴ?ちゃん!ぴーちゃん!!」と嬌声を上げていると、さわおが怒って
「俺のぴいちゃんに気安く声を掛けるんじゃねえっ!!ぴいちゃんは俺のものだ!」と威嚇していますが。
それで最初の頃は、「ふーん、さわお、真鍋代表にメロメロじゃん」とか思っていたのですが。

実は真鍋代表こそが、さわおにメロメロなんですね。