山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「LOSTMAN GO TO YESTERDAY」レビュー その16

とまあ、思ったよりも妄想が寄り道するので、結構長くなりましたな>「swanky street」ライヴ音源のレビュー
でも、書くことはもうあんまり残ってないので、このレビューももうじき終わります。
もうしばし、お付き合いの程を、プリーズ。

で、その「swanky street」のライヴ音源なんですが。
なんと最後に入っている音が、「ビール瓶を蹴倒した音」なんですね。
最初に聴いた時、思わず笑っちゃいました。
演奏の素晴らしさに感動して泣いて、最後にたまたま入っているイギリス人のおっさん(多分)の、
「SAWAWOW??!!」というコールに思わず頬が緩み、お客の誰かがビール瓶を蹴倒してしまう音で笑ってしまう。
聴いている方も忙しい音源です。

でも確かに、「ロンドンでの借りはロンドンで返す!」(初回渡英時に起きたトラブルの数々は、その後の山中さわおの中に結構影を落としていたのだと思う)という彼らの意気込みが、この音源からは伝わって来るし、この楽曲も「彼らの歩んできた道」そのものであるし__なんとも胸に響きますよ。
この演奏では、初回渡英時とは明らかに違う、「ナニかを乗り越えた」という姿勢が確かに感じられますね。
多分、それは、クリエイターとしてバンドとして人間として逞しくなった。という事なんでしょう。
そしてその逞しさの由来はおそらく、お互いへの信頼と尊敬に基づくモノなのでしょう。
この音源を聴いているとそんな事を感じます。全部ワシの妄想ですけど。
でも、音を聞けば「全部判る」って気になるんですよ。はいはい、妄想。
こんなにヒドイ音質なのに(^^;これだけの妄想をワシに抱かせるのって、スゴイやね。

えー、で、あとは特筆すべきリマスタリングも楽曲もないので、ガーーとぶっ飛ばして。
次のレビューは「Disc5」へと向かいます。

これはねー、本当に素晴らしいですね。
今、ワシの愛車フィフィのヘヴィローテーションCDですよ>「LOSTMAN GO TO YESTERDAY」Disc5

2002年?2005年のシングル曲&カップリング曲が発表順に収録されているだけなんですが、
「なんかもう、凄まじいなあ」という印象を持ちます。
元々ピロウズって「捨て曲が一曲もないバンド」ですけど。
コレがまたシングルになると、更にスゴイですね。
全編コレ、「渾身の名曲」&「不朽の名曲」揃い!
このDisc5の為に「LOSTMAN GO TO YESTERDAY」を買う価値はありますね。